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ソニンインタビュー/上

『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』、次の時代を作るのは今の私たち

真名子陽子 ライター、エディター

拡大ソニン=森 好弘 撮影
 
 A New Musical『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』が9月25日に初日を迎えます(10月9日まで・TBS赤坂ACTシアター/10月25日~27日・梅田芸術劇場メインホール))。本作は、ブロードウェイから新進気鋭の作曲家コンビ、クレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニー、日本から日本版脚本・演出の板垣恭一さんをはじめとする豪華クリエイティブチームが集まり新作ロックミュージカルを共作、世界に先駆け上演するプロジェクトで、キャストは、女性の権利を求めて労働争議を率いた実在の女性サラ・バグリー役の柚希礼音さんとサラとぶつかり合いながらも固い友情を結ぶハリエット・ファーリー役のソニンさんがタッグを組みます。

 ハリエット役のソニンさんにお話を伺い、作品や役について、芸能生活20年を迎えるにあたっての心境などを語っていただきました。

よくぞ女性メインの作品を上演しようと

拡大ソニン=森 好弘 撮影
 
――世界初演の作品に挑むお気持ちは?

 いつもと変わらないかな。ただ、前例がないのでクリエイトしていく気持ちは普段と違うものが出てくると思います。ドキドキ感もありますが間違いなく勉強になるだろうなと感じています。

――女性がメインの作品はすごく珍しいです。

 そうですね。女性がメインの作品は少ないですので、正直、観客にどこまで受け入れていただけるかわからないです。ただ、このような作品を上演することはとても意味があることですし、やらない限り後が続かないので、出演できることをとても光栄に思っています。もちろん成功させたいという気持ちはありますが、芸術というのはチャレンジしていかないといけないですし、役者としての気持ちだけで言えば、受ける、受けないだけではなく、何かしらメッセージを伝えることが大切だと思うんです。よくぞ女性メインの作品を上演しようと思ってくださったなと、私自身がすごく楽しみです。

――ミュージカルを観る方は圧倒的に女性が多いので、若い方も含めてたくさんの方に観ていただきたいなと思います。

 昔から日本の女性は奥ゆかしくてかわいいというイメージがあったと思うんですけど、強い女性が増えてカッコいい生き方を受け入れられる世の中にもなってきていると思うんです。その中で今回のストーリーに共感しない人はいないんじゃないかなと思います。昔ほど男尊女卑を感じないとしても、やはり社会の中で女性が下に見られたり、扱いが男性と違うなと感じたり、そういう経験は少なからずしていると思うんですよね。この作品は19世紀半ばのお話ですが、この時代の方たちが闘ってくれたことによって今の時代があるんだって考えると、次の時代を作るのは今の私たちなんだということを感じていただけるんじゃないかなと思います。昔の女性もこうやってがんばってきたんだから、私たちも負けていられないと思っていただける作品になると思います。

――確かに次につなげるには今をがんばらないといけないですね。

 その中でも、時代が変わっても変わらない女性の内面の繊細さだったり、女性同士がぶつかり合うヒリヒリ感がありますし、色とりどりの女性像がたくさん出てきますので、私はこういうタイプは苦手とか、私はどちらかというとこのタイプかなって必ず共感できる登場人物がいると思います。また、働き方についても描かれていて、それはとても“ナウ”な話ですので、社会的なメッセージも強いと思います。

◆公演情報◆
A New Musical『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』
東京:2019年9月25日(水)~10月9日(水) TBS赤坂ACTシアター
大阪:2019年10月25日(金)~10月27日(日) 梅田芸術劇場メインホール
オフィシャルサイト
オフィシャルツイッター
[スタッフ]
音楽・作詞:クレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニー
日本語版脚本・演出:板垣恭一
[出演]
柚希礼音 ソニン 実咲凜音 清水くるみ 石田ニコル/
原田優一 平野 良 猪塚健太 青野紗穂 谷口ゆうな 能條愛未 戸井勝海 剣 幸 ほか

『SONIM's 20th ANNIVERSARY COUNTDOWN』
東京/Luxury moments LIVE
2019年10月18日(金) COTTON CLUB
[1st] open 17:00 / start 18:30 [2nd] open 20:00 / start 21:00
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大阪/Sonim meets Osaka EVENT
2019年10月28日(月)  Brooklyn Parlor OSAKA
open 18:00 / start 19:00
ホームページ

〈ソニンプロフィル〉
2000年、音楽ユニットでデビュー。2002年、ソロ活動を開始。2003年第40回ゴールデンアロー賞音楽新人賞受賞、2012年より文化庁新進芸術家海外研修制度の研修員としてニューヨークで1年半を過ごす。2015年第41回菊田一夫演劇賞において演劇賞受賞、2018年第26回読売演劇大賞受賞・優秀女優賞受賞。最近の主な舞台出演作品は、『キンキーブーツ』、『マリー・アントワネット』、『1789 -バスティーユの恋人たち』、『ロッキー・ホラー・ショー』、『ビューティフル』など。2020年1月~2月にKERA CROSS第二弾 『グッドバイ』への出演が決まっている。
ソニン公式ホームページ
ソニン公式twitter

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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