メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

RSS

ソニンインタビュー/下

『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』、成長した自分を見せられるように

真名子陽子 ライター、エディター


ソニンインタビュー/上 

がんばり続ければいつか叶う

拡大ソニン=森 好弘 撮影
 
――来年20周年を迎えますが、振り返ってみて率直にいかがですか?

 20年もよくやってこれたなぁと……。1年半ニューヨークに行っていた以外はずっとお仕事をしていたので、移り変わりが早い芸能界で20年やってこれたことはすごいことだなと思います。でも、舞台をやっていたから続いたのかなという気もします。ミュージカルなどの演劇界では流行りってあまりないような気がするんです。本人の続けたいという意思を持って一生懸命に前向きに精進している方はずっと舞台に出られています。そういった意味でがんばり続ければいつか叶う……という言葉はこの世界では合っているのかもしれないですね。

――その中で菊田一夫演劇賞・演劇賞、読売演劇大賞・優秀女優賞を受賞されました。

 まさか賞をもらえるまでの役者になるとは想像していなかったです。賞には縁のない人間だと思っていましたから。ただひたすら演劇が好きで、もがくこともあってニューヨークに行ったりもしましたけれど、それでも本当に舞台が好きで一つひとつの作品、役を大切にやっていたら菊田一夫演劇賞をいただけました。ちゃんと見てくださっている人はいるんだなと。でも甘えずに精進してがんばろうと思って続けていたら、夢だった読売演劇大賞をいただきました。賞がすべてではないけれど、でもやはり多くの作品、多くの役者さんがいる中で、演劇を観るプロの方たちに評価してもらえたのは自信につながりましたし、よりもっと上にいけるようにがんばろうと思えました。でも続いた一番の要因は諦めなかったということかな。

――諦めないというのは女優をということですか?

 ……人生。

――えっ? 人生?

 暗い話ではまったくなくて、17歳でデビューしたので人生のすべてを賭けているようなものなんですね。特に表現者は恥ずかしいといった感情もなくしてすべてを賭けています。それを見てもらってエンターテインメントだと思うんです。挫折することもありましたし、落ち込むこともうまくいかないこともたくさんありました。自分の責任じゃなくうまくいかないこともあるんですよね。そんな中で、もういいやってなっていたら情熱は消えていたと思うんですけれども、これ以上できないと思うくらいやってみようって思いながらずっとやってきました。

◆公演情報◆
A New Musical『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』
東京:2019年9月25日(水)~10月9日(水) TBS赤坂ACTシアター
大阪:2019年10月25日(金)~10月27日(日) 梅田芸術劇場メインホール
オフィシャルサイト
オフィシャルツイッター
[スタッフ]
音楽・作詞:クレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニー
日本語版脚本・演出:板垣恭一
[出演]
柚希礼音 ソニン 実咲凜音 清水くるみ 石田ニコル/
原田優一 平野 良 猪塚健太 青野紗穂 谷口ゆうな 能條愛未 戸井勝海 剣 幸 ほか

『SONIM's 20th ANNIVERSARY COUNTDOWN』
東京/Luxury moments LIVE
2019年10月18日(金) COTTON CLUB
[1st] open 17:00 / start 18:30 [2nd] open 20:00 / start 21:00
ホームページ

大阪/Sonim meets Osaka EVENT
2019年10月28日(月)  Brooklyn Parlor OSAKA
open 18:00 / start 19:00
ホームページ

〈ソニンプロフィル〉
2000年、音楽ユニットでデビュー。2002年、ソロ活動を開始。2003年第40回ゴールデンアロー賞音楽新人賞受賞、2012年より文化庁新進芸術家海外研修制度の研修員としてニューヨークで1年半を過ごす。2015年第41回菊田一夫演劇賞において演劇賞受賞、2018年第26回読売演劇大賞受賞・優秀女優賞受賞。最近の主な舞台出演作品は、『キンキーブーツ』、『マリー・アントワネット』、『1789 -バスティーユの恋人たち』、『ロッキー・ホラー・ショー』、『ビューティフル』など。2020年1月~2月にKERA CROSS第二弾 『グッドバイ』への出演が決まっている。
ソニン公式ホームページ
ソニン公式twitter

・・・ログインして読む
(残り:約1101文字/本文:約2949文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

真名子陽子の記事

もっと見る