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映画「蜜蜂と遠雷」の大きな魅力と少しの限界

映像化不可能のW受賞作に挑んだ豪華キャスト「音にできない文章を音にする」

市川速水 朝日新聞編集委員

「音にできない文章を音にする」

 この物語全体の隠し味の一つ、コンクールの課題曲「春と修羅」も、作曲家・藤倉大が、小説のイメージそのままに作り上げた。自由に即興的に弾く「カデンツァ」の部分も、各演奏者の個性を浮き立たせている。

 監督・脚本・編集は石川慶。撮影監督はピオトル・ニエミイスキ。

 この映画の最後で「すごい」と思わせるのは、本選のクライマックスで栄伝亜夜が弾くプロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」だ。

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筆者

市川速水

市川速水(いちかわ・はやみ) 朝日新聞編集委員

1960年生まれ。一橋大学法学部卒。東京社会部、香港返還(1997年)時の香港特派員。ソウル支局長時代は北朝鮮の核疑惑をめぐる6者協議を取材。中国総局長(北京)時代には習近平国家主席(当時副主席)と会見。2016年9月から現職。著書に「皇室報道」、対談集「朝日vs.産経 ソウル発」(いずれも朝日新聞社)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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