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柚希礼音インタビュー/下

『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』、自由に生きるというテーマも

真名子陽子 ライター、エディター


柚希礼音インタビュー/上 

トップ時代、背中を見せることを学んだ

拡大柚希礼音=宮川舞子 撮影/ヘアメイク:CHIHARU・スタイリスト:YOSHI MIYAMASU(SIGNO)/ブルゾン,000・パンツ,000:ともにヴィヴィアンノ・スー(ハウス オブ ヴィヴィアンノ・スー tel:03-6416-1061)/パンプス,800:スタッカート(バロックジャパンリミテッド tel:03-6730-9191)/イヤーカフ,780・リング,860・ブレスレット,640:すべてアビステ(株式会社アビステ tel:03-3401-7124)
 
――トップスターになられたとき、皆を引っ張っていくのは大変でしたか?

 こうしたいという思いが強ければ強いほど、一人走りして空回りしてしまうこともありました。人にばかり目がいってたんです。でも、自分のやるべきことをちゃんとやって、自分に集中して毎公演やっていたら、それをみんなが見ていてくれたんです。背中を見せるってこういうことなんだと学びました。その経験は今回の役作りの参考になると思いますし、サラもいろいろ経験しながら、自分の思いを伝えられるようになっていくのかなと想像しています。また、自由に生きるということをとても大切にしている物語です。明日までにしなければいけない仕事があったり、お子さんの事を優先することが多く、なかなか本当の自分で自由を楽しむことができない女性も多いと思いますので、何か気づいたり考えることがあるんじゃないかなと思います。

――自由って難しいですよね。

 本当に自由って難しい。一年中自由だと、それはそれでどうかと思うじゃないですか。

――バランスが難しいなって思ったりします。

 そうですね。7月は2回ぐらいしか家に帰れなくて、本当に忙しかったんです。一人舞台の台湾公演から、そのまま新潟に『氷艶』の稽古へ行って、そこからまた大阪入りして一人舞台の大阪公演、また新潟に入って………と。ありがたい事なのですがとても忙しくて、精神のバランスがとても大切だなと痛感しました。『氷艶』が終わって久しぶりに家に帰ったとき、やっぱり家ってホッとするなって感じました。24時間働いていたわけではないんだけど、精神の安定には働き方が大切になってくるなと思いますね。

――1日中家にいると、それはそれで家の良さが分からなくなりますしね。

 確かに。この物語でもすごく過酷な日々なのに、唯一の休みの日曜日をどのように過ごしたいかというナンバーがあるんですね。買い物をしておしゃれしたい子がいたり、サラは図書館に行きたいんですね。お休みをどのようにエンジョイするかもとても大切ですよね。タカラジェンヌの中でも、休みの日はずっと家にいることがリラックスだと言う人もいましたから。

◆公演情報◆
A New Musical『FACTORY GIRLS ~私が描く物語~』
東京:2019年9月25日(水)~10月9日(水) TBS赤坂ACTシアター
大阪:2019年10月25日(金)~10月27日(日) 梅田芸術劇場メインホール
オフィシャルサイト
オフィシャルツイッター
[スタッフ]
音楽/作詞:クレイトン・アイロンズ&ショーン・マホニー
日本語版脚本・演出:板垣恭一
[出演]
柚希礼音  ソニン  実咲凜音  清水くるみ  石田ニコル/
原田優一  平野 良  猪塚健太  青野紗穂  谷口ゆうな  能條愛未  戸井勝海  剣 幸 ほか

〈柚希礼音プロフィル〉
 1999年、宝塚歌劇団に入団。2009年星組トップスターに就任。主な主演舞台に、『ロミオとジュリエット』『オーシャンズ11』『眠らない男・ナポレオンー愛と栄光の涯にー』など。2015年に退団以降も舞台を中心に活躍。主な出演作品は、『LEMONADE』『唐版 風の又三郎』、地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15 『ZEROTOPIA』、『マタ・ハリ』、『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』など。2020年3月~4月にミュージカル『ボディガード』日本キャスト版への出演が決まっている。
柚希礼音オフィシャルinstagram
柚希礼音オフィシャルHP

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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