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廣瀬友祐、ミュージカル『ファントム』に出演

シャンドン伯爵役、セッションしながら創り上げられたら

真名子陽子 ライター、エディター


 廣瀬友祐、ミュージカル『ファントム』に出演ミュージカル『ファントム』で、シャンドン伯爵役を木村達成さんとWキャストで演じる廣瀬友祐さんにお話を伺いました。

 ミュージカル『ファントム』は、フランスの小説家ガストン・ルルーにより発表され、1911年にベストセラーになった小説「オペラ座の怪人」を原作とし、怪人ファントムの人間像に焦点をあてたストーリーと独創的な楽曲で観客を魅了。世界中で親しまれている作品で、今回は、2014年に引き続きファントム役を演じる城田優さんが演出も手掛けます。

 城田さんが演出することについて、役作りの仕方やお客さまへの作品の届け方、また『ドキュメンタリー・ミュージカル わたるのいじらしい婚活』の役作りについても語っていただきました。

ひとりの人間として、そのときに生まれる感情を大切にしたい

拡大廣瀬友祐=冨田実布 撮影
 

――演じるシャンドン伯爵についてどんな風に捉えていますか?

 流れの中で一つひとつ起こる事柄に対して純粋に反応していった結果、感情がものすごく波打つようなストーリーになっていると思います。そのストーリーを通したときに、僕が演じるシャンドンという人柄が見えてくればいいかなと思っています。城田くんが演出するにあたり、シャンドン伯爵も含めた人物を色々変えたいと言ってましたし、それが演じる僕にとって何かのサプライズになるかもしれないと思っていて、とても楽しみですね。

――どんな風にお客さまに届けたいですか?

 常に役を表現するということとせめぎ合いながらも、ストーリーを届けなきゃいけない中で、お客さまに分かって欲しいと思うことはあります。でも、そこは本来よりちょっと膨らんだ感情になったよねといったような、その人がやるからこうなったんだというオリジナルの要素に関しては、お客さまに100%分かってもらいたいと思ってやっていない時もあります。また、自分がこう思ってこう言っているのに、真逆の意図でお客さまが捉えられることも多々あるんですよね。基本的には受け取った方の感覚や印象が正解であって欲しいですし、感情などの前後のストーリーを想像することは、お客さまの楽しみのひとつだと思うんです。そして、それがエンターテインメントだと思うんですよね。

拡大廣瀬友祐=冨田実布 撮影

――そうですね。

 ただ、常にそういうことを考えながら演じているかというと、そうではないんです。舞台というLIVEの中で、感情や体調は日々変わります。(役と)同じひとりの人間として、そのときに生まれる感情を大切にしたいんですね。ここはこう伝えなきゃいけないといったことも、例えば、今日はお客さまに伝えるというよりも、目の前で起きていることや、対峙する人間との間で生まれた感情の思うままになっちゃったっていう時もあるんです。

拡大廣瀬友祐=冨田実布 撮影

――おもしろいですね。

 そうですね、それがやっぱり楽しいです、芝居をしていて。お客さまに届けるということは、自分の思いを明確に届けるというよりも、作品の力を届けるということが第一にあります。でもその中で、作品を創っている側にいる役者が、ステージの上でリアルに気持ちが動いて、無意識にその感情になれた瞬間はすごく楽しいです。そして、自分の気持ちが動かされた時も気持ちいいけれども、人の気持ちを動かせた時もすごく気持ちいい……気持ちいいというか、楽しいかな。

――お客さまの様子を敢えて見られたり感じられたりするんですか?

 やっぱりしますね。お客さまの絶対的な反応は完全に無視できないんです、僕は。お客さまが観てくださって初めて作品は完成します。劇場で起きている物語を観てくださる人の反応があって作品が完成するという意味でいうと、お客さまの反応が違えば作品も変わってくると思っています。

〈廣瀬友祐プロフィル〉
 東京都出身、山梨県小淵沢育ち。舞台を中心に役者として活躍しながら音楽活動も行っている。最近の出演作に、『ドキュメンタリー・ミュージカル わたるのいじらしい婚活』、『ロミオ&ジュリエット』、『るろうに剣心』、『1789 -バスティーユの恋人たち-』『屋根の上のヴァイオリン弾き』などがある。11月27日にはNewミニアルバム「cherisH」リリースし、2020年1月に、「廣瀬友祐 Live tour 2020 〜 cherisH 〜」を開催する。また、2020年2月に、ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2 、2020年4月に『モダン・ミリー』への出演が決まっている。
Official Website
Official twitter

◆公演情報◆
ミュージカル『ファントム』
東京:11月9日(土)~12月1日(日) TBS赤坂ACTシアター
大阪:12月7日(土)~12月16日(月) 梅田芸術劇場メインホール
★東京 11月25日(月)18:15追加公演決定!
【Wキャスト出演者】
ファントム役:城田 優、クリスティーヌ役:木下晴香、シャンドン伯爵役:木村達成
チケット好評発売中!(11月25日(月)18:15追加公演分のみ10/26 10:00AM〜)
販売窓口、先行販売情報は公式ホームページへ!
公式ホームページ

[スタッフ]
原作:ガストン・ルルー
脚本:アーサー・コピット
作詞・作曲:モーリー・イェストン
演出:城田 優
[出演]
加藤和樹/城田 優(Wキャスト)、愛希れいか/木下晴香(Wキャスト)
廣瀬友祐/木村達成(Wキャスト)、エリアンナ、エハラマサヒロ、佐藤 玲、神尾 佑、岡田浩暉 ほか

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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