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桜井玲香 取材会レポート

ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』でヒロイン役に

真名子陽子 ライター、エディター


 ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』が11月5日に帝国劇場で初日を迎え、御園座、博多座、そして梅田芸術劇場と全国ツアーを行います。2006年に日本初演、今回5度目の上演となる本作は、『エリザベート』『モーツァルト!』を手がけたミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を、映画『ストリート・オブ・ファイヤー』のテーマ曲を作曲したジム・スタインマンが音楽を担当。そして、山田和也さんが初演から続いて演出を担います。

 出演者は、タイトルロールのヴァンパイア=クロロック伯爵には初演から務める山口祐一郎さん、ヒロインのサラ役を前回に続いて神田沙也加さんと初参加となる桜井玲香さんがダブルキャストで務めます。同じくダブルキャストで相葉裕樹さん東啓介さんが気弱なアルフレート役に初挑戦します。サラ役の桜井玲香さんの取材会が大阪で開かれ、作品への意気込みや、山口さんと共演した『レベッカ』時のエピソード、そして乃木坂46を卒業した心境などについて語っていただきました。

“ザ・10代の女の子”のサラに共感

拡大桜井玲香=安田新之助 撮影

記者:まず、『ダンス オブ ヴァンパイア』の印象を聞かせてください。

 とてもスピード感があってキャッチーな曲も多く、リピーターとなるお客さまがいらっしゃる理由がよくわかりました。ちょっとお色気があってドキッとするところは大人の方が楽しめて、コミカルなところはお子さんも楽しめますので、すごく魅力的な作品だなと思います。そして、ダンサーの方がたくさん踊りますので、エンターテインメント性が高く、より魅力を感じる作品になっていると思います。

桜井:演じるサラはどんな女の子だと思いますか?

 “ザ・10代の女の子”という印象です。天真爛漫で可愛らしい女の子で共感できるところはたくさんあります。とても好奇心があって、伯爵であるヴァンパイアに恋をするというところとか。年上の手の届かない方に恋をするという気持ちにはとてもリンクするのではと思います。

乃木坂46を卒業、一人になった実感はない

記者:乃木坂46を卒業されてから初めての舞台出演ですが、何か変化はありますでしょうか?

桜井:気持ちの変化はまだあまりないですね。ただ、在籍中はグループの活動と舞台を同時進行で行っている状況でしたが、卒業してからは作品に集中できるようになります。それは、良いことでもありますが言い訳ができない状況になりますので、気を引き締めて取り組みたいと思います。

記者:卒業して一人になったという実感はありますか?

桜井:まだ全然ないんです(笑)。卒業してからも忙しくさせてもらっていて、お仕事がなければグループのことを考えて寂しくなっていたと思うのですが、今は意識を向けることがあるので、まだ実感できていないのかもしれないですね。卒業前も舞台に出ていましたので、舞台が終わればまたみんなのところへ戻るのではないかというような感覚です。

ヴァンパイア作品は好き

拡大桜井玲香=安田新之助 撮影

記者:歌についてはどんな風に取り組んでいますか?

桜井:演出の山田和也さんも歌唱指導の先生も『レベッカ』でお世話になっていましたので、前回より緊張は少し和らいでいます。音域も前回より広がっている実感がありますし、そういう意味ではまた新たな挑戦です。緊張しつつ、でも楽しんでやりたいと思っています。

記者:『レベッカ』では桜井さんの歌から物語が始まりましたね。

桜井:なかなか慣れなかったのですが、いろんな方に助けていただいてとても心強かったですし、皆さんのおかげで最後まで乗り切ることができました。それだけでなく、『レベッカ』に出演したことは、自分の中でとても大きなことでした。歌う難しさも知りましたし楽しさも見つけました。目標ややってみたいこともたくさん見つかりましたので、『レベッカ』は自分にとってとても意味のある大きな作品でした。

記者:ヴァンパイアは映画やドラマなどで人気の登場人物ですが、その魅力は何だと思いますか?

桜井:ヴァンパイアを扱った作品は私自身とても好きで、映画やドラマなどもよく見ているんです。死のイメージ、深い愛が交じり合うセクシーな妖艶さに惹かれます。この作品でヴァンパイアを演じる山口さんはすごく色気のある方ですので、山口さんの魅力に翻弄されたいです(笑)。

帝国劇場に合った演技や歌をお見せしたい

拡大桜井玲香=安田新之助 撮影

記者:『レベッカ』でも共演した山口さんの印象は?

桜井:最初はスタイルの良さと深みのある歌声やオーラに圧倒されてしまって、とても緊張しました。でも、とても茶目っ気のある方で、稽古場では皆さんが少しでも楽しめるようにギャグを言ってくださって和ませてくださいました。公演中も歌の前はすごく緊張していたのですが、ステージに上がる前に「大丈夫、大丈夫だからできる!よし行こう」と言って下さって、すごく温かくて優しい方です。今回は、もう一歩踏み込んだお話ができたらと思いますので、チャレンジしてみようかなと思っています。

記者:アドバイスをいただいたり?

桜井:そうですね。前回は息の流れがうまくできなくて、いつもリードしてくださいました。今回もデュエットさせていただきますので、前回よりきれいにハモれるように山口さんをよく見て勉強したいと思います。

拡大桜井玲香=安田新之助 撮影

記者:最後にメッセージをお願いします。

桜井:『レベッカ』では多くのことを学ばせていただきました。今回また学べるチャンスをいただきましたので、経験したことをしっかりと活かしたいですし、帝国劇場など大きな劇場に立たせていただきますので、劇場に合った演技や歌をお見せできるようにがんばりたいと思います。『ダンス オブ ヴァンパイア』は今回、5度目の上演になります。作品のファンの方がたくさんいらっしゃって、公演が始まる前から皆さんのパワーがみなぎっています。そういう作品にヒロインとして、また神田沙也加さんとのダブルキャストで出演させていただくということは自分にとってとてもいい経験になると思いますし、楽しみつつこの作品が持つパワーに負けないようにがんばります。是非、劇場でその姿を見届けていただけたらうれしいです。

◆公演情報◆
ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』
東京:2019年11月5日(火)~11月27日(水) 帝国劇場
名古屋:2019年12月15日(日)~12月21日(土) 御園座
博多座:2020年1月1日(水・祝)~1月7日(火) 博多座
大阪:2020年1月13日(月・祝)~1月20日(月) 梅田芸術劇場メインホール
公式ホームページ

[スタッフ]
脚本/歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽:ジム・スタインマン
演出:山田和也
[出演]
山口祐一郎、神田沙也加/桜井玲香(Wキャスト)、相葉裕樹/東 啓介(Wキャスト)、大塚千弘、コング桑田、阿知波悟美、植原卓也、駒田 一、石川 禅 ほか

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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