メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

緒月遠麻&十碧れいや&花陽みくインタビュー/下

ジェットラグプロデュース『終わらない世界』で共演

中本千晶 演劇ジャーナリスト


緒月遠麻&十碧れいや&花陽みくインタビュー/上

(緒月)タカラヅカ繋がりも良し悪し、だけど…

――タカラヅカ時代、緒月さんは雪組と宙組、十碧さんは星組、花陽さんは月組と、全然バラバラでしたが。

緒月:でも、ベースは一緒だから「組が違ったから人見知り」とかはないですね。それは私だけ?

花陽:いや、ないです(笑)。

十碧:ないです(笑)。

拡大左から、十碧れいや、花陽みく、緒月遠麻=宮川舞子 撮影

――お芝居の作り方の違いはあるのでしょうか。先ほど花陽さんから「お稽古場を見る機会はなかったから勉強になった」との話もありましたが。

緒月:それは個々の違いですよ、組というよりは。

花陽:安心感はあります。タカラヅカという繋がりがあるだけで、在団中は全然話したことがなくても、やはりこういう現場に来ると安心します。

緒月:それが善し悪しなんですよね。甘えちゃうんですよ。

花陽:確かに。

緒月:いなかったらいなかったで一人で頑張るんですけど、いると緩むんですよ。緩むんですけど、二人がいるからには私は頼ります!

(一同笑)

花陽:助けます!

緒月:タカラヅカの人って気が利くんですよ。

十碧:特に娘役は(笑)。

花陽:他の娘役は(笑)。

緒月:もう特技じゃないかって思うぐらい、みんな気が利くんです。これはもうどこに出しても恥ずかしくない。

花陽:だから、タカラジェンヌは嫁にもらうのにいいって言われるんでしょうか(笑)。

緒月:昔の話ですね、それは(笑)。

(花陽)同期って会わなくても繋がってる感じ

拡大花陽みく=宮川舞子 撮影
――逆に緒月さんから見たお二人の印象は?

緒月:やっぱり実力派という感じがします。芸達者なイメージがありますね。実際まだ関わっていないからどういうものを出してきてくれるかわからないですけど、私は期待してます!

二人:(笑)。

――今、すごいハードルが上がりました(笑)。

緒月:「この子たち、不安…」っていうのがないんです。何だか不安な子っているじゃないですか。でも、それがないんです。

十碧:(小声で)ありがとうございます!

――緒月さんは卒業されてからもう5年になりますね。女優5年?

緒月:女優というか、「役者」ですね。

花陽:カッコいい〜!

――どうですか? かつて『罠』でインタビューさせていただいた頃(2016年)から変わられましたか?

緒月:全然変わってないかもしれないです。役者としてのスタンスも在団中から今まであまり変わっていないと思うし。在団中の子にも「緒月さん変わってないですね」と言われるし、小学校の先生にも「変わってないね」と言われるから、変わってないんだと思う(笑)。

――小学校の時から!

緒月:マイペースにやってるなと思います。

――お二人は同期ですが、入団してからは別々の組でそれぞれに過ごして来られて、久しぶりに顔を合わせてみていかがですか?

十碧:いや久々なんですけど、久々ではない(笑)。たまにお茶したりしてますし。でも、お仕事をするのは初めてです。

花陽:やっぱり同期って繋がっている感じがするから。

――お互い変わられましたか?

十碧:中身は変わってないよね。全然変わってない!

花陽:本当に大らかで優しくて、ああ、全然変わってなくていいな〜って思います。

◆公演情報◆
ジェットラグプロデュース『終わらない世界』
東京:12月11日(水)~12月15日(日) 博品館劇場
☆チケット 10月26日(土)~発売中
公式ホームページ
[スタッフ]
作・演出:益山貴司(劇団子供鉅人)
[出演]
緒月遠麻、上遠野太洸、中尾拳也、十碧れいや、シューレスジョー、花陽みく、藤田奈那、結城洋平、間瀬富未子、安楽信顕/田野聖子、成島敏晴

〈緒月遠麻プロフィル〉
元宝塚歌劇団・宙組・男役。2000年、第86期生として宝塚歌劇団に入団。雪組に配属。2012年に宙組へ組替え。2015年宝塚歌劇団を退団。主な出演作品は、『トムとジェリー 夢よもう一度』、『ロマンシング サガ THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』など。2020年4月~5月に舞台『新 陽だまりの樹』への出演が決まっている。
official BLOG
official instagram

〈十碧れいやプロフィル〉
元宝塚歌劇団・星組・男役。2007年、第93期生として宝塚歌劇団に入団。星組に配属。2018年宝塚歌劇団を退団。退団後の出演作品は、『暁の帝〜朱鳥の乱編〜』。
official instagram

〈花陽みくプロフィル〉 元宝塚歌劇団・月組・娘役。2007年、第93期生として宝塚歌劇団に入団。月組に配属。2016年宝塚歌劇団を退団。宝塚歌劇団時代の芸名は花陽みら。退団後の出演作品は、『藤間勘十郎文芸シリーズ 牡丹燈籠』、『ACTMENT PARK』『ベルサイユのバラ45』など。
official twitter 
official instagram

・・・ログインして読む
(残り:約3397文字/本文:約5416文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

中本千晶

中本千晶(なかもと・ちあき) 演劇ジャーナリスト

山口県出身。東京大学法学部卒業後、株式会社リクルート勤務を経て独立。ミュージカル・2.5次元から古典芸能まで広く目を向け、舞台芸術の「今」をウォッチ。とくに宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で分析し続けている。主著に『なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか』『タカラヅカ流世界史』『宝塚歌劇に誘(いざな)う7つの扉』(東京堂出版)、『鉄道会社がつくった「タカラヅカ」という奇跡』(ポプラ新書)など。早稲田大学非常勤講師、NHK文化センター講師。

中本千晶の記事

もっと見る