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浜中文一、再びエロティックワールドへ

『50Shades!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~』まもなく開幕!

真名子陽子 ライター、エディター


 浜中文一さん主演の『50Shades!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~』が、15日に新宿FACEで開幕します(24日まで。大阪公演〈11月29日~12月1日〉、福岡公演〈12月3日~12月4日〉あり)。

 本作は、全世界で1億冊以上売れた官能小説「50Shades of Grey」をパロディ化したコメディミュージカルで、オフ・ブロードウェイで上演された後、2016年に日本で初演されました。その型破りな〝エロティック・コメディミュージカル〟を、エロバカロックが三度の飯より好きという河原雅彦さんが初演に引き続き演出。そして〝若く有能だが心から人を愛せないサディストの青年実業家〟という特異なキャラクターを、ジャニーズのアイドル像を180度振り切った演技で観客を魅了した浜中文一さんが再び同役に挑みます。大阪で浜中さんの取材会が行われ、作品への意気込みを語ってくれました。

拡大浜中文一

エッチな言葉もロックで歌い上げるとカッコよくなる

記者:再演にあたっての率直な感想をお願いします。

浜中:再演をしたくて待っていたんですが、内容が内容だけに難しい部分もあるんでしょうね、再演まで3年かかってしまいましたが、今回もおバカなエロティックコメディを皆さまにお届けしたいなと思っております。

記者:キャストも一新されます。

浜中:そうなんです。僕以外全員が変わりますので、前回と同じようにはならないですよね。河原さんがその人に合ったものを、無茶ぶりを含めて稽古中に色々試されると思います。前回は大澄賢也さんがダンスをキレキレに踊っていましたが、今回はその役を福田転球さんがされますので、また役のイメージも変わるんじゃないかなと思います。どんな感じになるのか、そういったところも含めてすごく楽しみです。

記者:初演時の感想は?

浜中:大阪公演はサンケイホールブリーゼでしたので、こんなきれいな劇場でこの作品をやって良いのかなという話を河原さんとしていました。こぢんまりとした劇場でエッチな言葉を言うには密な感じでいいんですけれども、大きければ大きいほどエロい言葉も大きな声で言わないといけないですからね……そんな広い会場で堂々とエッチな言葉を言われてもねぇ!? お客さまもとまどうんじゃないかなと思いながら……当時のマネージャーさんはクビを覚悟したみたいですけどね(笑)。

(一同笑)

記者:実際、クビには?

浜中:大丈夫でした!

記者:初演では、すごく楽しんで演じているように見えました。

浜中:めちゃめちゃ楽しかったです。河原さんも毎日にやけた表情で稽古をしていましたし(笑)、すごく楽しかったです。

記者:ロックミュージカルということですが、音楽の印象は?

浜中:生バンドで素晴らしい演奏をしてくださいますし、エッチな言葉もロックで歌い上げるとカッコよくもなります。エロい女の人の前で炭酸を飲み干したような爽やかさ、みたいな感じでしょうか(笑)。音楽にすごく助けられていますし、僕自身というよりも音楽が良いから上品にも見えるというところもあると思います。いろんな方の力で〝スーパーおバカなエロコメディ〟に仕上がっています。

もしかしたら謝罪会見をしないと!?

記者:役どころと見どころを教えて下さい。

浜中:僕が演じるグレイは若くて有能な青年実業家で、それだけ聞いたらカッコいいのですが、実は異常な性癖を持っているんです。そのグレイが純粋なアナという女の子と出会いお互いに惹かれ合うんですね。異常な性癖を持った彼に対して体当たりで付き合っていく彼女、そしてうまく人を愛せないグレイがアナにだけは心を開いていく…といった物語です。若い人よりもある程度年を重ねた人が、仕事帰りにビール飲みながら観るにはちょうどいい作品なんじゃないかなと思いますし、主婦の方が観ると日々の鬱憤を晴らせるんじゃないかなと思います。

記者:役を演じる上で大切にしていることは?

浜中:恥じらいを持たないということですね。エロい言葉をたくさん言いますので恥じらいを捨てる。それが一番大事です!

記者:アナ役の水崎綾女さんについては?

浜中:スチール撮影の時に、あいさつと同時に謝罪をしておきました(笑)。

記者:どんな反応でしたか?

浜中:少しお話をしたのですが、元々原作を元にした映画も好きらしく、初演時の資料映像を見てくださってうえで、全然大丈夫ですと言ってくださったのでホッとしました。でも、河原さんの演出によっては、また謝罪しないといけないかなと。もしかしたら謝罪会見までしないといけなくなるかも(笑)。

後輩ジャニーズ、笑いたい時に笑えない

記者:初演から3年。キャリアを積まれて成長したところを見せられるのでは?

浜中:……成長した自分を見せるという作品じゃないんですよねぇ(笑)。この作品は、皆さんと一緒にバカ騒ぎをするという感覚なんですよね。成長というよりも、3年経って僕も30代に入り、小学生から見たらもうおじさんですよね。良いおじさんに向かって歩んでいるかどうかを確認できるいい機会かなと。

記者:初演時の周りの方の反響は?

浜中:役とはいえ、異常な性癖を持った姿を親に見せるのは恥ずかしいなと最初は思ったのですが、意外と恥ずかしさはなく、親よりも9歳離れた妹に観られるほうが恥ずかしかったですね。母親は喜んでいましたけど、妹は苦笑いしていました。喜ぶのもどうかなと思うんですけどね(笑)。皆さん、エッチなことを友達同士でしゃべったり、脳内にエロい言葉が駆け巡ることもあると思うんです。それを舞台上で僕たちが堂々と発しているだけなんです。まあ、とにかくそういう舞台なので(笑)。僕としてはどうせやるなら思いっきり楽しんでやろうと思っています。

記者:前回、後輩の方が見られると言ってましたが、どんな反応でしたか?

浜中:一応ね、ジャニーズですから。そこで笑うということはそういう(エロい)ことを知っているということになるじゃないですか。だから、笑いたい時に笑えないというようなことは言ってましたね(笑)。なかなか難しいですね、笑うこともね。今回も最前列で見てもらおうと思っています。

変態性を隠してがんばっている!?

記者:再演ということで新たな目標や挑戦はありますか?

浜中:前回が良かったから再演につながったと思うんですけれども、あまり変えてしまうのも新たに観に来てくださる方に申し訳ないですし、河原さんのお考え次第だと思いますが、方向転換しすぎるのもどうかなと思っています。前回と同じように楽しんでいただけるように演じたいと思っています。

(制作スタッフから):河原さんが浜中さんについて、歌を初めて聞いた時から、変態性を隠して仕事をしているんだなと思ったと。でも、浜中さんがやるとすべて品が良く見えるから、この作品に合っているんだとおしゃっていました。この3年間の浜中さんを、そういう変態性を隠しながらがんばっているなとずっと見てきたそうです。そんなメッセージをいただいていますが、今回、その変態性を踏まえて作品への取り組み方を改めてお願いいたします。

浜中:(笑)。どんなメッセージですかっ!? 僕、変態なのかなあ、わからないですけれども、でも僕は、人は皆いろんな変態性を持って生きていると思っています。何かしらの変態ではあると思いますので……でも、隠してがんばってるってどういうこと!?(笑)。まあ、河原さんは隠さず出している変態なので、僕も出せるなら出したいですけれども、でも一応所属している事務所がありますので、僕はこれからも隠してがんばります、とだけ言っておきます(笑)。

記者:改めて、ジャニーさんとの思い出などありますか?

浜中:20年前に見つけた僕がこんな作品に出ているとはさすがに思っていなかったと思うんですけれども(笑)、ジャニーさんのおかげでこの作品に出会えましたし、ジャニーさんのおかげでここまで仕事もやってこられました。感謝しかないんですよね。ジャニーさんが見つけてくれたからこそ今の僕があるので、これからもジャニーズ事務所を盛り上げられるようにがんばっていきたいと思います。

記者:最後にメッセージをお願いします。

浜中:軽い気持ちで観に来てくれるとすごく助かります。男性の方で奥さんがいらっしゃったら一緒に観に来て欲しいですし、奥さんはご近所の方を誘って観に来て下さるとまた違った楽しさがあると思います。是非観にいらしてください、お待ちしております!

◆公演情報◆
『50Shades!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~』
東京:11月15日(金)~11月24日(日) 新宿FACE
大阪:11月29日(金)~12月1日(日) Zepp Namba
福岡:12月3日(火)~12月4日(日) ももちパレス
公式ホームページ
公式Twitter
[スタッフ]
上演台本・訳詞・演出:河原雅彦
[出演]
浜中文一、水崎綾女、シルビア・グラブ、野口かおる、福田転球/レディビアード、カイル・カード、パイレーツオブマチョビアン

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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