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日本初演!ミュージカル『アナスタシア』

制作発表会見レポート、葵わかなと木下晴香がダブル主演

真名子陽子 ライター、エディター


「アーニャはとても力強い女性」

 2020年3月から4月にかけて上演されるミュージカル『アナスタシア』の制作発表会見が行われました。

 本作は、アニメ映画「アナスタシア」に着想を得て制作されたミュージカルで、ブロードウェイでは2017年4月から2年間にも及ぶロングラン上演され、以降、スペイン、ドイツ、オランダなど世界各国で上演されています。そして、2020年6月~8月には、宝塚歌劇団・宙組による宝塚歌劇団版の上演も決定しています。日本初演オリジナル版となる本作は、本国と同じ演出・セット・衣装で、ブロードウェイのクリエイティブスタッフが手がけます。

拡大ミュージカル『アナスタシア』制作発表会見から、左から、麻実れい、堂珍嘉邦、山本耕史、木下晴香、葵わかな、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴=宮川舞子 撮影

 制作発表会見には、アーニャ役の葵わかなさんと木下晴香さん、ディミトリ役の海宝直人さん、相葉裕樹さん、内海啓貴さん、グレブ役の山本耕史さん、堂珍嘉邦さん(CHEMISTRY)、マリア皇太后役の麻実れいさんが登壇しました。

拡大ミュージカル『アナスタシア』制作発表会見から、左から、内海啓貴、海宝直人、相葉裕樹=宮川舞子 撮影

 会見は楽曲披露からスタート。ディミトリ役の海宝直人さん、相葉裕樹さん、内海啓貴さんによる「My Petersburg」。

拡大ミュージカル『アナスタシア』制作発表会見から、葵わかな(右)と木下晴香=宮川舞子 撮影

 そして、アーニャ役の葵わかなさん、木下晴香さんによる「Journey to the Past」。どちらも本邦初披露で、『アナスタシア』の壮大な世界観の中にある愛と優しさを、素晴らしい歌声で表現していました。

 続いて、登壇者全員に作品にかける意気込みを伺いました。

拡大ミュージカル『アナスタシア』制作発表会見から、葵わかな(左)と木下晴香=宮川舞子 撮影

 葵さん「アーニャというキャラクターはとても強い女性だなと感じます。共感するところがありますし、働く女性が多い今の時代、皆さんにも共感していただけるのではないかなと思います。演じるのが今から楽しみです」。

 木下さん「オーディションの時から、クリエイティブスタッフさんや日本のスタッフさんの熱い思いを感じていました。皆さんとこの物語を一緒に創っていくのが楽しみです。先輩方に支えていただきながら、アーニャ役を演じたいと思います」。

拡大ミュージカル『アナスタシア』制作発表会見から、左から、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴=宮川舞子 撮影

 海宝さん「オーディションはワークショップのような雰囲気で、シーンの背景を教えていただきながら役を創っていきました。その時に、このクリエイティブスタッフの皆さんと一緒にお仕事ができたら、俳優として前進できるんじゃないかなと感じました。とても美しくてロマンチックなメロディ、華やかなドレスや美しい映像。ドイツで観たのですがとてもエキサイティングで、日本で上演できることにすごくワクワクしています」。

 相葉さん「クリエイティブスタッフの皆さんがすごく情熱的で、その情熱に僕らが負けないように、さらに熱いものをお客さまに届けたいと思っています。役に真摯に向き合っていきますので、ぜひ劇場に遊びに来てください!」。

 内海さん「ブロードウェイミュージカル、グランドミュージカルに出演するのは初めてですので、決まった時は本当にうれしかったです。日本のミュージカル『アナスタシア』も良かったと言ってもらえるようにがんばりたいと思います」。

拡大ミュージカル『アナスタシア』制作発表会見から、左から、麻実れい、山本耕史、堂珍嘉邦=宮川舞子 撮影

 山本さん「この作品がブロードウェイで注目されていたというのは知っていましたが、今日改めて、眩しいフラッシュをこんなにたくさん浴びて実感しました(笑)。(ボタンがたくさん付いている衣裳を着て)本番はボタンの掛け違いがないようにがんばりたいと思います」。

 堂珍さん「日本で初めて上演されるミュージカル『アナスタシア』に参加できることを非常に光栄に思っております。演じますグレブと同じように、自分の信じているものをまっすぐに僕自身も進んでいきたいと思います」。

 麻実さん「22年ぶりのミュージカルとの出会いです。壮大な歴史劇、そしてロマン溢れるこのミュージカルに参加させていただけることがとてもうれしく、カンパニーの皆さんとご一緒できることが大変幸せです」。

 続いて、ダブルキャスト、トリプルキャストの印象を。

拡大ミュージカル『アナスタシア』制作発表会見から、葵わかな(右)と木下晴香=宮川舞子 撮影

 葵さん「晴香ちゃんとはミュージカルデビューさせていただいた『ロミオ&ジュリエット』のジュリエット役を、トリプルで演じていました。あれから1年経って、次のステップへ行こうという時に、切磋琢磨し合っていたはるちゃんがそばにいるということはとても心強いです。今日もすごく緊張していたのですが、はるちゃんの顔を見たらプラスの気持ちに切り替えられました。親友でもあり同志でもありライバルでもあります。とても良い関係でいられるので、お互いの良いところや悪いところを見つけ合いながらがんばりたいと思っています」。

 木下さん「今、わかなちゃんが言ってくれた通り、切磋琢磨するというのはこういうことなんだと、ジュリエット役をさせていただいた時にいつも感じていました。プライベートでもよく会いますしなんでも話せますので、お互いに足りないところを補っていけると思っています。ダブルキャストがわかなちゃんというのを知った時はすごく安心してほっとしました」。

拡大ミュージカル『アナスタシア』制作発表会見から、左から、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴=宮川舞子 撮影

 海宝さん「相葉さんとは『レ・ミゼラブル』で 長い時間を一緒に過ごしてきましたが、今回、同じ役ということがとてもうれしいです。猫好きという共通点もあります(笑)。内海さんとは初めてご一緒するんですけれども、コンサートを拝見して、若さ溢れるエネルギーと胸にグッとくる歌声がとても素敵でした。3人で切磋琢磨して役を創り上げていきたいと思います」。

 相葉さん「海宝さんとは今回は同じ役ですので、一緒に舞台に上がれないという寂しさはあるんですけれども、今日の歌唱披露も海宝さんがいるだけですごく安心感がありましたし、すごく頼りになります。内海くんは今回が初めてなんですが、人懐っこい笑顔が本当に可愛らしくてこちらまで笑顔になってしまいます。これから色々とお話をしていきたいですし、食事なども行けたらいいなと思っています」。

 内海さん「僕は猫アレルギーなんです……(笑)。いつも稽古へ入る前に海宝さんのアルバムを聞いて気持ちを上げさせてもらっています。海宝さんの歌声に心打たれてミュージカルが大好きになりましたので、今回ご一緒できてうれしく思います。相葉さんは今出演しています『テニスの王子様』の大先輩で、動画をたくさん見させていただいていました。大好きな先輩方と共演できて本当にうれしく思っています」。

拡大ミュージカル『アナスタシア』制作発表会見から、左から、麻実れい、堂珍嘉邦、山本耕史=宮川舞子 撮影

 山本さん「年齢も近くて心強い存在です。同じ舞台に立つことはないので、遠山裕介君がやっている時にご飯でも行けたらいいなと思います(笑)。稽古場でかっこいいなと思うところはどんどん盗んでいきたいと思いますし、自分にそういうものを感じてもらえたらどんどん盗んでいって欲しい。同志のような気持ちでいますしとても頼りにしています」。

 堂珍さん「僕からしたら、子どもの頃からテレビに出ている大先輩です。耕史さんと呼ばせてもらいますが、本当に優しく接していただいて僕の方こそ心強く思っています。一緒に舞台に立つことはないんですけれども、グレブがおもしろいねと言ってもらえるような役を創りたいと思います」。

 麻実さんはシングルキャストです。すべてのキャストを見届ける立場としていかがでしょうか?

 麻実さん「今日、皆さんと初めてお目にかかったのですが、芝居の青年たちとはまた空気感が違って、なんて素敵な方たちなんだろうというのを感じています。わかなさんと晴香さんのいいおばあさまになりたいなと願っています」。

 そして、小さいお子様も楽しめる舞台になっているのでしょうか?と来年出産を控えている「ピーチケパーチケ」(関西テレビ)のレポーターから質問が・・・。

 葵さん「スペイン公演を観た時に、言葉はわからなかったのですがメロディや衣裳、舞台装置など、視覚で楽しめる要素がたくさんあると感じました。小さいお子さまも絵本を見ているような楽しさや煌びやかさを感じていただけるんじゃないかなと思います。スペインの劇場にも小さなお子さんがたくさん観に来ていましたので、日本でもたくさんの子どもさんに観て欲しいなと思っています」。

 最後のフォトセッションではアーニャ役の二人がドレスを着用して登場し、さらに会場が華やかになり、ミュージカル『アナスタシア』への期待が高まる中、会見は終了しました。

拡大ミュージカル『アナスタシア』制作発表会見から、前列 葵わかな(右)と木下晴香、後列左から、麻実れい、堂珍嘉邦、山本耕史、海宝直人、相葉裕樹、内海啓貴=宮川舞子 撮影

◆公演情報◆
ミュージカル『アナスタシア』
東京:2020年3月1日(日)~3月28日(土) 東急シアターオーブ
大阪:2020年4月6日(月)~4月18日(土) 梅田芸術劇場 メインホール
公式ホームページ
[スタッフ]
脚本:テレンス・マクナリー
音楽:ステファン・フラハティ
作詞:リン・アレンス
振付:ペギー・ヒッキー
演出:ダルコ・トレスニャク
[出演]
葵わかな・木下晴香
海宝直人・相葉裕樹・内海啓貴
山本耕史・堂珍嘉邦(CHEMISTRY)・遠山裕介
大澄賢也・石川禅/朝海ひかる・マルシア・堀内敬子
麻実れい ほか
※海宝直人は東京公演のみ出演。

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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