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高校生の僕は英語民間試験に異議を唱えた【上】

意見表明する10代の2人が、いま考えていること

刀祢館正明 朝日新聞記者

 導入が見送られた大学入学共通テストの英語民間試験。問題点を指摘する研究者や学校関係者らの中に、「当事者」として声をあげる高校生たちがいた。彼らの活動は事態を大きく動かす力になった。中でも早くからこの問題に取り組み、積極的に発言してきた2人に、英語について長く取材してきた記者が聞いた。

 【はじめに】

 この国で、これだけ鋭く、自分の言葉で発言する高校生たちを見るのはいつ以来だろう。

 英語民間試験の「活用」に反対して、文部科学省の前で、国会の中で、シンポジウムで、メディアで語ってきた2人がいる。

 「クリス君」と「こばると君」。

 いずれも高校2年生。東京都内の別の高校に通っている。

 何が彼らをこうさせたのか。知りたい。11月、2人に会って、約2時間、話を聞いた。内容の抜粋を朝日新聞の連載「現場へ! ニッポン英語のいま」で紹介したが、彼らのことばをもっと伝えたい、書いておきたい。再構成し、ロングバージョンを2回に分けてお届けする。(刀祢館正明)

発言する高校生拡大大学入学共通テストへの英語民間試験導入に反対の声をあげた高校2年生、こばると君(左)とクリス君=中井征勝氏撮影

クリス
 ネットでの名前はChris Redfield Ken。「クリス」と呼ばれている。

こばると
 現在のネットでの名前は「こばるん」だが、「こばると」で通っている。

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筆者

刀祢館正明

刀祢館正明(とねだち・まさあき) 朝日新聞記者

関西生まれの関東育ち。1982年朝日新聞入社。整理部記者、朝日ジャーナル記者、アエラ記者、学芸部(現・文化くらし報道部)の記者と次長、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)客員研究員、早稲田大学非常勤講師、オピニオン編集部編集委員などを経て、現在は夕刊企画班のシニアスタッフ。2013年秋から2019年春まで夕刊で「英語をたどって」を連載した。担当した記事が本になったものに『塩の道を行く』『奔流中国』『3.11後 ニッポンの論点』など。英語は嫌いではないが得意でもない。

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