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相葉裕樹インタビュー/下

ミュージカル『アナスタシア』、変化を楽しみながら恐れずに臨みたい

真名子陽子 ライター、エディター


相葉裕樹インタビュー/上 

うまくキャラクターと僕自身がマッチすれば

――ディミトリは具体的にどんな人物だと思いますか?

 信念を持った男……孤児として辛い幼少時代を過ごし、詐欺師にならざるを得なかった環境の中、そういう生活を強いられながらも、この街で戦って生き残ってきたというところなどは、とても男として魅力的なキャラクターだなと思います。またチャーミングな面もあれば、すごくロマンティックな面もありますし、恋に対してはすごくピュアに反応もします。

――いろんな面を持っているキャラクターですね。

 ただ、そういう面も狙ってやらないほうがいいなとも思うんです。それこそ滲み出るじゃないけれども、そういう一面もあったんだねっていうところの幅や深さを出したいですし、うまくキャラクターと僕自身がマッチすればいいなと思います。

拡大相葉裕樹=宮川舞子 撮影

――いつもどんな風に役に対してアプローチされるんですか?

 事前に物語の時代背景や役のバックボーンを調べたりはしますし、もちろん台本も読み込みますが、やはり稽古場に入ってひとつひとつ創って出来上がっていくことが多いです。こういう風に思っていたけれど、実際に動いてセリフを発したり歌ってみたり、相手を目の前にすると、あっ違った、こういう風に感情が動くんだって気付くんです。ダブルやトリプルキャストだと、対する役者さんそれぞれに生まれてくる感情も違います。やはり稽古場で得られることの方がはるかに多くて、あまり頭でっかちに考えすぎないほうが僕は自然と動けるんです。

――お稽古に入ってからが勝負ですね。

 そうなんです。頭で考えてこういう風にしようと思うことって、ほとんどそのようにいかない(笑)。思っていた感じと違う方向に向かっているなと思うことが多いので、自分自身もその変化を楽しみながら、恐れずに臨んでいきたいなと思います。

拡大相葉裕樹=宮川舞子 撮影

――映画、ミュージカルともに、とても人気のある作品です。その魅力はなんでしょう?

 一つは音楽の力があると思います。楽曲の素晴らしさですね。そして自分自身を登場人物に置き換えることができたり、憧れるポイントがたくさんあります。物語もとてもシンプルに見ることができますし、豪華な衣装など、視覚でも聴覚でも楽しめます。時代背景も要素としてありますが、そういうことを知らなくても、ちゃんとお子様からご年配の方まで楽しめる作品になっています。

◆公演情報◆
ミュージカル『アナスタシア』
東京:2020年3月1日(日)~3月28日(土) 東急シアターオーブ
大阪:2020年4月6日(月)~4月18日(土) 梅田芸術劇場 メインホール
公式ホームページ
[スタッフ]
脚本:テレンス・マクナリー
音楽:ステファン・フラハティ
作詞:リン・アレンス
振付:ペギー・ヒッキー
演出:ダルコ・トレスニャク
[出演]
葵わかな・木下晴香
海宝直人・相葉裕樹・内海啓貴
山本耕史・堂珍嘉邦(CHEMISTRY)・遠山裕介
大澄賢也・石川禅/朝海ひかる・マルシア・堀内敬子
麻実れい ほか
※海宝直人は東京公演のみ出演。

〈相葉裕樹プロフィル〉
 2004年映画デビュー。2005年ミュージカル『テニスの王子様』で初舞台。2009年『侍戦隊シンケンジャー』に出演し注目を集める。また、声の吹き替えなどに活動の幅を広げている。主な出演作品は、『レ・ミゼラブル』、『タイタニック』『スカーレット・ピンパーネル』など。2020年4月に『フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2020』、6月に舞台『ノンセクシャル』、8月にはミュージカル『スクール・オブ・ロック』への出演が決まっている。
公式ホームページ
公式twitter

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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