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台湾発長編アニメーション『幸福路のチー』の軌跡

民族・文化を超えて広がる共感の輪

叶精二 映像研究家、亜細亜大学・大正大学・女子美術大学・東京工学院講師

日本語吹替版の繊細な演出

 本作は欧米やアジア諸国で既に公開され、ソフトも発売されている。しかし、いずれも字幕版であり、吹替版が制作されたのは日本が初めてだ。日本語吹替版の演出は『チェブラーシカ』(2010年)、『ちえりとチェリー』(2015年)の中村誠監督が担当した。中村監督は「拡福隊」として支援活動を続けており、宋監督から厚い信頼を得ていた。

 アフレコは2019年10月、4日間にわたって行われた。本作は

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筆者

叶精二

叶精二(かのう・せいじ) 映像研究家、亜細亜大学・大正大学・女子美術大学・東京工学院講師

映像研究家。亜細亜大学・大正大学・女子美術大学・東京工学院講師。高畑勲・宮崎駿作品研究所代表。著書に『宮崎駿全書』(フィルムアート社)、「『アナと雪の女王』の光と影」(七つ森書館)、『日本のアニメーションを築いた人々 新版』(復刊ドットコム)、共著に『王と鳥 スタジオジブリの原点』(大月書店)、『マンガで探検! アニメーションのひみつ』(全3巻、大月書店)など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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