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三浦春馬が世紀のディーヴァと渡り合う/上

『シンシア・エリヴォ ミュージカルコンサート』にスペシャルゲストとして出演

大原薫 演劇ライター


 三浦春馬が全米ミュージカル界のスーパースター、シンシア・エリヴォとの共演を果たす。

 シンシア・エリヴォはブロードウェイのみならず、ハリウッドでも旋風を巻き起こすトップミュージカル女優。ミュージカル『カラー・パープル』で主演セリー役を演じ、2016年のトニー賞主演女優賞、グラミー賞、エミー賞など数々の賞を受賞。今秋公開の主演映画『Harriet』がゴールデングローブ賞の主演女優賞にノミネート。アカデミー賞の前哨戦といわれる放送映画批評家協会賞の主演女優賞&主題歌賞にもノミネートされた。

 観る者の心を揺さぶらずにはいられない奇跡のディーヴァ、シンシア・エリヴォと共演するのは三浦春馬。多くの映画・ドラマで活躍し、ミュージカル『キンキーブーツ』ではドラァグクイーンのローラ役を表現力豊かに演じて、話題を集めた。

 シンシアとの共演について、そして三浦にとってステージでのパフォーマンスとは何を意味するのか、熱い思いを語っていただいた。

シンシアは、歴史を塗り替えるような感動を世に残す人

拡大三浦春馬=宮川舞子 撮影

――シンシア・エリヴォさんのコンサートに出演するお話を聞いたとき、どう思われましたか?

 まず、話を聞いたときは「自分でいいのかな!?」と信じられなかったですね。シンシアさんと同じコンサートに立つなんてこれから先、一生ないんじゃないかと思って(笑)。シンシアさんはこれからどんどん歴史を塗り替えていくような感動を世の中に残していくであろう人。そんな方と同じ空間に出演して、一つのコンサートに関われるというのはとても光栄なことだし、学ぶこともたくさんあるんじゃないかなと思いました。

――シンシアさんのステージをご覧になったことはありますか?

 (シンシアとラミン・カリムルー、シエラ・ボーゲス、城田優が出演したコンサート)『4Stars2017』を拝見しました。(城田)優くんが紹介してくれて、楽屋でご挨拶したんです。そのときはまさか共演するなんて思ってもいなかったですし、『4Stars』の世界観が自分にとっては神々しかったので、それに通じる方だという印象が強かったんですね。優くんに「シンシアは次元が違う」と言われたんですけど、彼女のパフォーマンスを観たとき、彼女の歌声と表現力があいまって、体が浮遊するような感情に駆られたんです。何かこう、言葉にならないというか。

――わかります! 私はブロードウェイでシンシアさん主演の『カラー・パープル』を観たんですが、本当に素晴らしかったです。シンシアさんが「I’m Here」を歌ったとき、芝居の途中だったのに観客全員が大感動してスタンディングオベーションになったんです。人の心を動かす力の強い、共感力の高い方なんだなと感じました。

 いいなあ、僕も観たかった!

拡大三浦春馬=宮川舞子 撮影

――舞台裏でお会いになったシンシアさんはいかがでしたか?

 何事にも動じない、そして大らかなオーラみたいなものを纏ってのファーストコンタクトでした。でも、決してこっちを委縮させないというか。変なことを言いますけど、ライオンのような風格がありましたよ。

――ライオン?

 そう(笑)。「僕が(ミュージカル『キンキーブーツ』の)ジャパニーズ・ローラを演じるんだ」とご紹介していただいたとき、とても大らかに、胸に手を当てて「おめでとう」と言ってくれたのが印象的でしたね。初対面でも親しみやすい雰囲気で話してくださる方。優くんは「気さくな人だよ」と言っていました。

――世界でもトップレベルの表現力を持つシンシアさんとご一緒されるということで、心構えは?

 自分にできるだけのことは準備して、彼女をサポートできればと思います。生の歌唱と表現だけをとっても世界トップの女優さんで、日本に来てくださってパフォーマンスが観られるというのは、本当に稀有なことだと思うんです。ブロードウェイであってもなかなかチケットが取れないような方の歌を日本で聞けるということ自体とても価値があることだから、彼女の素晴らしさを少しでも伝えられたらいいなと思いますね。僕にとっても本当に貴重な機会になると思うので。

◆公演情報◆
『シンシア・エリヴォ ミュージカルコンサート featuring マシュー・モリソン&三浦春馬』
2020年1月16日(木) 19:00 /1月17日(金) 14:00/19:00
東京国際フォーラム ホールA
公式ホームページ
公式Twitter
[出演]
シンシア・エリヴォ
スペシャルゲスト:マシュー・モリソン、三浦春馬
 
〈三浦春馬プロフィル〉
 4歳から児童劇団に所属し、1997年ドラマデビュー。2006年、『キャッチ ア ウェーブ』で映画初主演。2009年に、『星の大地に降る涙』で舞台初出演。2017年、舞台『キンキーブーツ』で、第24回読売演劇大賞優秀男優賞と杉村春子賞を受賞。主な舞台出演作品は、『罪と罰』、『地獄のオルフェウス』など。2020年3月~4月に、ミュージカル『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~』への出演が決まっている。
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筆者

大原薫

大原薫(おおはら・かおる) 演劇ライター

演劇ライターとして雑誌やWEB、公演パンフレットなどで執筆する。心を震わせる作品との出会いを多くの方と共有できることが、何よりの喜び。ブロードウェー・ミュージカルに惹かれて毎年ニューヨークを訪れ、現地の熱気を日本に伝えている。

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