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三浦春馬が世紀のディーヴァと渡り合う/下

『シンシア・エリヴォ ミュージカルコンサート』にスペシャルゲストとして出演

大原薫 演劇ライター


三浦春馬が世紀のディーヴァと渡り合う/上 

ナマの歌唱や躍動感でしか生まれない感動や興奮がある

――このコンサートでは、三浦さんはシンシアさんと「リライト・ザ・スターズ」(映画『グレイテスト・ショーマン』より)をデュエットされます。めったに経験できない素晴らしい機会ですね。

 彼女の歌声はとても心地よくてリッチなので、寄り添うように歌えたらいいですね。シンシアさんの大きな魅力として、歌唱はもちろんのこと表現力があるので、彼女の歌から学ぶこともきっとあると思うし、彼女に反応していく楽しみもあると思うんです。自ら見つけていった方が勉強になることがたくさんあると思うから、一緒にリハーサルできる時間は限られているけれどそれまでにしっかり準備をしておきたいと思いますね。

拡大三浦春馬=宮川舞子 撮影

――スペシャルゲストとしてもう一人、マシュー・モリソンさんが出演されますが、マシューさんとご一緒するのはいかがですか?

 僕はドラマ『glee』などでマシューさんを観ていますが、素晴らしいエンターテイナーだなと思います。踊りに色気があるし、トニー賞にノミネートされるくらい表現力がある方。『glee』だと人柄の良さが前面に出ているなと感じるんです。シュー先生と同じステージに立って、一つのコンサートを作るお手伝いができることに興奮しますし、とても楽しみにしています。

――マシューさんとは「リリーズ・アイ」(『シークレット・ガーデン』より)をデュエットされますね。とても美しいナンバーです。

 僕から提案させてもらった、とても好きな楽曲です。

――そして、三浦さんが主演なさった『キンキーブーツ』からは「息子じゃないの」を英語で歌われるとのこと。

 自分としてもネクスト・ステップというか、新しいチャレンジとしてこの曲に取り組めるんじゃないかと思います。

――作品の中で歌うのと、楽曲だけ取り上げて歌うのとでは、だいぶ感じが変わりそうです。

 そうですね、自分の心情や経験を重ねながら、集中して届けるという意味では歌いやすくなるんじゃないかという気がします。

拡大三浦春馬=宮川舞子 撮影

――三浦さんご自身として、2019年8月に「Fight for your heart」で歌手デビューを果たしました。先日の「FNS歌謡祭」ではバックダンサーの方々と同曲を華麗に歌い踊っていましたね。歌うだけでなくダンスでも見せるという総合的な表現が素晴らしかったなと思います。

 踊りながら歌うのはきついですけど(笑)、自分にとってはいいトライアルになりましたね。踊りながらあそこまでハイトーンボイスで歌い上げるのは大変だけれど、練習やコンディション次第では不可能ではないし、ナマの歌唱や躍動感でしか生まれない感動や興奮もあるんだろうなと思います。自分でも勉強になるなと思うし、ミュージカルに通じるところもあるなと思うんですよ。

――どういうところがミュージカルと通じていると思いますか?

 ナマのパフォーマンスだから。ライブなものって面白いですよね。

――ナマの舞台やパフォーマンスは、唯一無二の心を惹きつけるパワーがありますからね。三浦さんは映像のお仕事を多くされていますが、舞台に立つということはどんな位置づけになっていますか?

 劇場の中にいるすべての人が、同じ瞬間に同じテーマに沿って感動して躍動できるのは、エンターテインメントの世界にしかないなと思うんです。人間しか表現できない、創り上げることができないと思うと、とても誇らしいし幸せだなと思います。「『キンキーブーツ』を観てよかったから、他のミュージカルを観るようになったんです」という声を聴くととても嬉しいですね。

◆公演情報◆
『シンシア・エリヴォ ミュージカルコンサート featuring マシュー・モリソン&三浦春馬』
2020年1月16日(木) 19:00 /1月17日(金) 14:00/19:00
東京国際フォーラム ホールA
公式ホームページ
公式Twitter
[出演]
シンシア・エリヴォ
スペシャルゲスト:マシュー・モリソン、三浦春馬
 
〈三浦春馬プロフィル〉
 4歳から児童劇団に所属し、1997年ドラマデビュー。2006年、『キャッチ ア ウェーブ』で映画初主演。2009年に、『星の大地に降る涙』で舞台初出演。2017年、舞台『キンキーブーツ』で、第24回読売演劇大賞優秀男優賞と杉村春子賞を受賞。主な舞台出演作品は、『罪と罰』、『地獄のオルフェウス』など。2020年3月~4月に、ミュージカル『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド ~汚れなき瞳~』への出演が決まっている。
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筆者

大原薫

大原薫(おおはら・かおる) 演劇ライター

演劇ライターとして雑誌やWEB、公演パンフレットなどで執筆する。心を震わせる作品との出会いを多くの方と共有できることが、何よりの喜び。ブロードウェー・ミュージカルに惹かれて毎年ニューヨークを訪れ、現地の熱気を日本に伝えている。

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