メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

無料

日本のミュージシャンよ、もっともっと大胆に!

よく聞け!プロデューサーさんたちよ! 若い真のアーティストを発掘してくれ!!

ミン・ヨンチ ミュージシャン 韓国伝統音楽家

日本のミュージシャンたちよ!上々颱風を聴け!!

 20年前くらいになるかなあ。

 東京の大手レコード会社の担当と話した時、日本は数字が良いCDしか作らないって。

 数字って何?って一瞬思ったけど、現実そうなんだから、仕方ない。

 日本と韓国音楽の交流を長年やっている中で、出会ったバンドの一つに、上々颱風がある。

 素晴らしいバンド!!

 日本の各地の、メロディーや、サウンド、技術、そこにとどまらず、世界各国のワールドミュージックのサウンドを取り入れた音楽だった。

 ジブリ映画の「平成狸合戦ぽんぽこ」の音楽でも有名である。

拡大上々颱風
 1990年代の半ばに出会ったのかなあ。日本の方たちが作ってくれたライブで一緒になった。

 従軍慰安婦問題をハッキリさせよう!ライブ。

 私は韓国からの代表「スルギドゥン」という国楽(韓国伝統音楽)バンドで参加した。

 その時にはじめて、上々颱風のパフォーマンスを目にした私たちは度肝を抜かれた。

 日本と西洋のサウンドを一般大衆が楽しめるようミックスし、すばらしいパフォーマンスをこなしていた。

 しかも、そのライブの、『仏の顔もIT’S All RIGHT』という曲で、

 『ちっちゃい事、ちっちゃい事、気にしないーー♪』を連発。

 この曲を、この歌詞を、従軍慰安婦問題をハッキリさせよう!ライブで、熱唱していたのだ。……一瞬、みんなに緊張が走ったが、大丈夫!

 当事者のおばあちゃんたちもノリノリで踊っていた。

 その後、上々颱風とは長い間交流を持ち、お互いの国で、たくさんの思い出をいっぱい作った。

 思い出!? そう、彼らは、今は休業中。

 今や「和楽器バンド」かな。

 このバンドも面白いと思う。是非、韓国にも招待したい。

 日本のミュージシャンたちよ!上々颱風を聴け!!

 これが真なる、なでしこ侍ジャパンである!

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

ミン・ヨンチ

ミン・ヨンチ(閔 栄治) ミュージシャン 韓国伝統音楽家

大阪生まれ。幼少の頃からブラスバンドやドラムを経験し、高校から韓国へ。旧李王朝雅楽部養成所であった国立国楽高等学校に入学、ソウル大学音楽学部国楽科卒。1992年サムルノリ競演大会個人部最優秀賞。1992年国楽室内管弦楽団「スルギドゥン」に入団。1993年スーパー・パーカッション・グループ「PURI」創団メンバー。イ・ムンセ(歌手)のテレビ番組にも出演。現在も韓国伝統音楽とジャンルの違う音楽とのコラボレーションに活動中で、2009年に立ち上げた公演「新韓楽」ではジャズとコラボ―レーションした。日韓両国で数多くの公演。アルバム「HANA」(2015年/ユニバーサルミュージック・ジャパン)をリリース。ライブでは日本全国3万人を動員。国楽管弦楽の作曲にも力を入れ、2014年韓国文化芸術委員会で作曲賞受賞。「大衆に楽しんで聞いてもらえる楽曲作り」を目指す。現在、韓国芸術総合大学、梨花女子大学、秋藝芸術大学講師。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

ミン・ヨンチの記事

もっと見る