スター・ウォーズ!違う星の部族の音楽にしびれる
見たことも、聞いたことも無い、架空の文化圏の音楽を想像し、演出し、創造する凄さ!
ミン・ヨンチ ミュージシャン 韓国伝統音楽家
架空の文化圏の音楽を想像し、演出し、創造する!
スター・ウォーズの、何が良いかって?
まず絶対的に演出。センスが良い。
映画とかドラマの演出って、センスなんだよね。世界観。空気観。
音楽で言ったら、音色だろうね。食事で例えたら、見た目、とか、香りかなあ…。
パッと見たらよく分からないけど、それはそれでかなりちゃんと構成されて、考え抜かれて、計算されてこそ、全体ができてるんだよね。
一つだった創造物が、たくさんの匠たちが集まって、壮大な作品になるって、凄いことですよね。素晴らしい!
私個人的には、スター・ウォーズのどの作品にも出てくるのですが、音楽演奏のシーンが気になるところなんです。
たとえば、どこかの星にあるBARで、生演奏されている音楽とか。
違う星の部族たちが、祭りで奏でている音楽や踊りを見せてくれます。
これは、かなりしびれます。私には特に。
だって、見たことも、聞いたことも無い、架空の文化圏の音楽を想像し、演出し創造しなければいけないんですから。
けどすごいのが、ホントに、そんな感じのサウンドが出ているんですよ!
楽器なんかも想像して作っているし、踊りの振り付けなんかも、ちょうど感じがいいんですよ。大したもんです。ホント。

ダースベイダー役の俳優が着用した衣装=2019年10月17日、品川区東品川
それと、スター・ウォーズには、たくさんのいろいろな星人たちが登場します。沢山。
姿かたちはそれぞれで、大きかったり、小さかったり、それで、色も白かったり、黒かったり、赤かったり、青かったり、いろいろ。
ここで思った。
私は日本で生まれた韓国人として、幼い頃からこの映画を見て、そして、スター・ウォーズの作者たちのからメッセージだと思って、映画を捉えていた。
この地球上には、人種差別や民族差別がたくさんある。
けど、この作品では、すべての宇宙の星人たちは一緒になっているよって。仲良くできるんだよって。
メインは戦争、仕方ない。物語だからね。
だって戦争モノじゃなかったら、確かにこんなに興行的に大成功しなかったかもしれません。だから、ハリウッド作品は大体がアクションモノだもんね。
そういえばアメリカに住んでいる私の友だちが、こう言ってたわ。「アメリカ人は、美しい暴力を、愛している。」と。
そこで、アイ ハブ グッド アイディア。