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ショーウィンドウに響く〝山師たちの唄〟 その2

【10】高峰秀子「銀座カンカン娘」

前田和男 翻訳家・ノンフィクション作家

「ハンバーガーを1000年食べれば日本人も金髪になる」

 この革命を仕掛けて見事成功に導いた男とは、藤田田。三島海雲とも相通じる異色の経歴の持ち主である。

 終戦後の混乱期、日本中を仰天させた東大生・山崎晃嗣の闇金融会社「光クラブ」事件に参謀として関与。資金繰りにつまった山崎が、「契約は人間と人間がするもので、死人という物体には適用されぬ。そのために死ぬ」という牽強付会な遺書を残し服毒自殺した後、藤田は、東大法学部在学中から進駐軍の通訳で培ったコネと語学力をフル活用して

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筆者

前田和男

前田和男(まえだ・かずお) 翻訳家・ノンフィクション作家

1947年生まれ。東京大学農学部卒。翻訳家・ノンフィクション作家。著作に『選挙参謀』(太田出版)『民主党政権への伏流』(ポット出版)『男はなぜ化粧をしたがるのか』(集英社新書)『足元の革命』(新潮新書)、訳書にI・ベルイマン『ある結婚の風景』(ヘラルド出版)T・イーグルトン『悪とはなにか』(ビジネス社)など多数。路上観察学会事務局をつとめる。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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