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七海ひろきインタビュー/上

やりたいことはたくさん。自然体のままで、新しい世界を広げていきたい

中本千晶 演劇ジャーナリスト


 昨年3月にタカラヅカを退団した七海ひろきが、舞台『RED&BEAR 〜クィーンサンシャイン号殺人事件〜』に出演する。どんな事件も華麗に解決してみせる私立探偵RED(七海)が、対照的なタイプのBEARこと熊田刑事(西岡德馬)とバディを組んで、豪華客船上で起こった事件に挑むコメディミステリーだ。

 タカラヅカ時代は宙組・星組の男役スターとして王道の二枚目から色悪、ちょっとコミカルなキャラクターまで幅広い役柄を演じ、人気を誇った七海だが、卒業後はアルバムのリリース、ラジオ番組、声優など多彩な活躍が注目されている。卒業後初となる舞台の見どころに加え、新しい世界に挑戦し続ける今、思うことを聞いてみた。

探偵RED、性別年齢不詳です

拡大七海ひろき=宮川舞子 撮影

――年明けからさっそくお稽古が始まったそうですが、手応えはいかがですか?

 出演者の皆さんが活気に満ちていて、「チームで作っている」という感じを強く受けます。先日、西岡德馬さんが「One for All, All for One」とおっしゃっていたのですが、その言葉の通り「みんなで作る、でもみんなの中で一人ひとりが輝ける」そんな舞台が作れたらいいなと思っています。

――とても良い雰囲気のお稽古場なのですね。逆にタカラヅカ時代と違って驚かれたことはありますか? まず男性がいるというのはありますが(笑)

 宝塚以外の初めての舞台に、戸惑うかなと思ったのですが 、今のところそうでもないんです。ただ、イケメンたちがめちゃくちゃ元気なんですよ! 時間が空くと筋トレしたり飛び回ったり、いきなり側転したり。タカラヅカの下級生も筋トレしてる子はいたけど…でも、あんなに飛び回ったり側転する子はいなかったから(笑)。みんな体力があるなあと感じますね。

――ヴィジュアルからすると、七海さんが演じられる探偵REDは男性ですか?

 じつは性別年齢不詳という設定なんです。 色々なことが謎に包まれた探偵が、クィーンサンシャイン号の船上で起こった事件の謎を解決していきます。

――そういう役で、リアルなイケメンたちとの共演するのはどんな感じですか?

 違和感を感じるかなと思ったのですが、それもあまりないですね。あくまで一人の人間同士、性別がどうのということは考えずにお芝居している感じがします。

――「コメディミステリー」なんですね。

 そうなんです。まだ詳しくはわかりませんが、照明などの工夫でトリックの見せ方などがちょっと斬新な感じになるかも知れません。どんな風になるか、私も今から楽しみです!

――タカラヅカ時代にコメディエンヌとして知られた天真みちるさんが書かれる脚本も気になります。

 私のライブの中での朗読劇を書いてくれたこともあり、とても縁があります。、その時も、お客様にどうしたら楽しんで貰えるかということを一緒に考えてくれて、とても心強かったです。先ほども言いましたが、キャスト、スタッフが「One for All, All for One」で作っている舞台だなと、とても感じます。

◆公演情報◆
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『RED&BEAR ~クィーンサンシャイン号殺人事件~』
東京:2020年1月24日(金)~2月2日(日) サンシャイン劇場
公式ホームページ
[スタッフ]
原作:林 誠人
脚本:天真みちる
演出:中島庸介(オフィス上の空/キ上の空論)
[出演]
七海ひろき、西岡德馬
佐奈宏紀、近藤頌利、遊馬晃祐、正木 郁、三原大樹、新田恵海
堀田優希、柴 小聖、後藤夕貴
 
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■One-man LIVE773“GALAXY” Blu-ray 好評発売中!
『One-man LIVE773“GALAXY” Blu-ray』(価格:6,500円+税)
七海ひろき初のワンマンライブ「One-man LIVE773“GALAXY”」の東京追加公演(2019年9月20日かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホール)を映像化。現在、全国のレコードショップやECサイトで好評発売中。
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・対象店舗:amazon.co.jp/HMV/TOWER RECORDS/楽天ブックス/KING e-SHOP
【KING e-SHOP】
 
〈七海ひろきプロフィル〉
 89期生として宝塚歌劇団に入団。宙組配属後、2015年に星組に組替えをし男役スターとして活躍。2019年に退団し、俳優、声優、歌手、ラジオパーソナリティなどアーティストとして多方面で活動。2019年8月にキングレコードよりミニアルバム「GALAXY」でメジャーデビュー。2019年11月8日いばらき大使就任。
公式ホームページ
公式twitter
公式instagram

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筆者

中本千晶

中本千晶(なかもと・ちあき) 演劇ジャーナリスト

山口県出身。東京大学法学部卒業後、株式会社リクルート勤務を経て独立。ミュージカル・2.5次元から古典芸能まで広く目を向け、舞台芸術の「今」をウォッチ。とくに宝塚歌劇に深い関心を寄せ、独自の視点で分析し続けている。主著に『なぜ宝塚歌劇の男役はカッコイイのか』『タカラヅカ流世界史』『宝塚歌劇に誘(いざな)う7つの扉』(東京堂出版)、『鉄道会社がつくった「タカラヅカ」という奇跡』(ポプラ新書)など。早稲田大学非常勤講師、NHK文化センター講師。

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