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東宝版『エリザベート』、2020年は20周年

記念すべき20周年は4大都市で上演

真名子陽子 ライター、エディター


 2020年のミュージカル『エリザベート』は記念すべき20周年公演で、東京、大阪、名古屋、福岡と四大都市での公演が決まっています。チケットの入手が困難な公演ですが、プレイガイドなどの先行チケットや企画チケットのエントリーが始まっていたり、主催者の先行チケットなどの抽選販売も始まります。4大都市で上演されるミュージカル『エリザベート』が、たくさんの方に観ていただける公演になりますように……。

 本作は、1992年ウィーンで誕生し、1996年宝塚歌劇団で日本初演、そして、ミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)、シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)、小池修一郎(演出・訳詞)により、2000年に東宝版の初演を迎えたミュージカル作品です。

 昨年行われた制作発表会見に登壇した、小池修一郎さん、エリザベート役の花總まりさん、愛希れいかさん、トート役の井上芳雄さん、山崎育三郎さん、古川雄大さん、東宝株式会社取締役・演劇担当の池田篤郎さんのコメントを掲載します。

 会見に出席した5人に加え、フランツ・ヨーゼフ役に田代万里生、佐藤隆紀、ルドルフ役に三浦涼介、ルドヴィカ/マダム・ヴォルフ役に未来優希、ゾフィー役に剣幸、涼風真世、香寿たつき。そして、ルイジ・ルキーニ役にトリプルキャストで、尾上松也、上山竜治、黒羽麻璃央が出演します。

いろんな方がバトンをつないだ20年

拡大ミュージカル『エリザベート』制作発表会見から=宮川舞子 撮影

■池田篤郎氏
 「1992年にウィーンで誕生し一大センセーションを巻き起こしたミュージカル『エリザベート』。1999年の日本初演では宝塚歌劇団がこれまでにない世界観で人気を博し、2000年に東宝の新バージョンが誕生しました。クンツェさんの感動とインテリジェンス溢れる脚本、リーヴァイさんの観る者すべての人の心を震わせる美しく豊かな音楽、そして演出を手がけてくださいます小池修一郎先生が、世界に類を見ないただ一つの感動的で美しい舞台を創りあげてくださいました。このお三方の天から授けられた大いなる才能、そして熱意とご努力で創りあげられたこの作品。東宝版20周年を迎えることになり、帝国劇場を皮切りに全国を訪ねてまいります。20周年を記念する4大都市公演を変わらぬご声援をよろしくお願いいたします」。

拡大ミュージカル『エリザベート』制作発表会見から、小池修一郎=宮川舞子 撮影

■小池修一郎
 「2000年の初演を思い返すと、こんな日を迎えることができるなんて誰一人思えないほど、大変な日々を乗り越えてやってきました。いろんな方がバトンをつないで20周年に至ったことは感無量で、よくぞここまでと思いました。キャスト、スタッフがベストを尽くしてくださり、そしてお客さまもバトンをつないでくださったおかげです。長い時間をかけて愛し続けることができる作品だったんだと改めて思います。20周年を新たなスタートとして皆さまにお届けしていきたいと思います」。

拡大ミュージカル『エリザベート』制作発表会見から、花總まり(左)と愛希れいか=宮川舞子 撮影

■花總まり/1996年宝塚歌劇版日本初演でエリザベート役を演じ、東宝版では2015年、2016年、2019年に続いてエリザベートを演じます。
 「20周年という節目にエリザベートを演じる機会をいただけたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。これが最後というつもりで誠心誠意込めて一生懸命努めて参りたいと思いますので、よろしくお願いいたします」。

■愛希れいか/2018年宝塚歌劇団で娘役トップとしての退団公演でエリザベート役を務め、退団後の初舞台で2019年東宝版のエリザベートを演じました。
 「東宝版で3カ月間、エリザベートを演じさせていただき、幸せな気持ちとまだまだ追及したいという思いが残ったまま千秋楽を迎えました。また東宝版20周年という時にエリザベートを演じさせていただけることを本当に光栄に思っています。精一杯努めてまいりますのでよろしくお願い思います」。

拡大ミュージカル『エリザベート』制作発表会見から、左から、井上芳雄、山崎育三郎、古川雄大=宮川舞子 撮影

■井上芳雄/デビューが2000年東宝版初演のルドルフ役。2015年、2016年、2019年に続いてトート役を演じます。
 「20年前の東宝初演の1年ほど前に小池先生に見つけていただき、20年前の東宝で初舞台を踏ませていただいて、今があります。大切な作品に関われることをとてもうれしく思っております。たくさんの魅力がある作品で、やればやるほど奥が深く、先が見えなくなる作品だなと思っております。また、全国各地の皆さんにこの作品を観ていただけることをとてもうれしく、精一杯やらせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします」。

■山崎育三郎/2015年、2016年、2019年と暗殺者ルキーニ役を演じ、2020年にトート役として初登場します。
 「トート役をやらせていただきます……今日初めて“トート役を”と言いましたので、まだ違和感があります。ルキーニとして『エリザベート』に関わらせていただき、ルキーニに出会ったことで、役者としての新しい扉が開けられたと思っています。とても感謝しています。その中で20周年という大きな節目の年に、トート役で帝国劇場に立てることをうれしく思います。ルキーニとして誰よりも近く、お客さまよりもキャストよりも一番近くでトートを見てきましたので、ルキーニを演じた自分だからこそできるトートがあると思っております」。

■古川雄大/2012年、2015年、2016年とルドルフ役を演じました。2019年にトート役を初めて演じ、続いてトート役を演じます。
 「ミュージカルをやっていく上でずっと目標としてきたトート役をやらせていただいて、毎日幸せだったんですけれども、それと同時にトートという役をつかむために悩んだ大変な稽古がありました。改めて演じることの難しさというものを痛感しました。再びチャンスをいただきましたので、前回以上にトートに近づけるように、そして自身の成長につながる機会にしたいと思っております。精進してがんばります。

拡大ミュージカル『エリザベート』制作発表会見から=宮川舞子 撮影

◆公演情報◆
ミュージカル『エリザベート』
東京:2020年4月9日(木)~5月4日(月・祝) 帝国劇場
大阪:2020年5月11日(月)~6月2日(火) 梅田芸術劇場 メインホール
名古屋:2020年6月10日(水)~6月28日(日) 御園座
福岡:2020年7月6日(月)~8月3日(月) 博多座
公式ホームページ
[スタッフ]
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞:小池修一郎
[出演]
エリザベート(オーストリア皇后):花總まり / 愛希れいか
トート(黄泉の帝王):井上芳雄(大阪・名古屋・福岡) / 山崎育三郎(東京) / 古川雄大
フランツ・ヨーゼフ(オーストリア皇帝):田代万里生 / 佐藤隆紀
ルドルフ(オーストリア皇太子):三浦涼介
ルドヴィカ / マダム・ヴォルフ:未来優希
ゾフィー(皇太后):剣幸 / 涼風真世 / 香寿たつき(東京・大阪)
ルイジ・ルキーニ(皇后暗殺者):尾上松也(東京・大阪) / 上山竜治 / 黒羽麻璃央
ほか

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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