メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

東出昌大と唐田えりかの不倫、不正を暴いているつもりで人は熱くなる

青木るえか エッセイスト

 東出昌大と唐田えりかの不倫。

 「ほっといたれや」と、誰もが心に思うところだ。

 この話題に食いついてあーだこーだと言っている人たちだってぜったい1回ぐらいは「ほっといたれや」という自らの心の声を聞いてると思う。

 よくこういう話題になると「不倫など夫婦の問題」「芸能人(無関係な他人)の家庭問題で騒ぐ人間のバカさ」というのが出てくるけれど、騒いでる人もバカなことやってるぐらいわかってるだろう。

寝ても覚めても」の(左から)濱口竜介監督、東出昌大さん、唐田えりかさん=2018年5月14日午後6時2分、カンヌ、201805拡大カンヌ国際映画祭で上映された『寝ても覚めても』で共演した東出昌大さんと唐田えりかさん=2018年5月、フランス・カンヌ

 私はこの話題はほんとにどうでもよくて心から「ほっといたれや」と思っているが、まずこのお二人に興味がないのと、チラホラ聞こえてくるネタが、あんまり面白くないからだ。

 面白かったら食いつくのか。……たぶん食いついてしまった気がする。嵐の二宮和也が結婚した時に、妻となった元局アナ女史が「さんざんニノとの仲を匂わせつづけた匂わせ女」のようなことを言われていた時には思わず食いついた……。

 Twitterなどでよく知らない一般の人が、何か人に言いたい自慢話があるけれど言うわけにもいかない(たとえば、まだ発売してないマンガの次号の内容を内部の人と知り合って教えてもらっちゃった的なこととか。架空の一例ですけど)ネタを、微妙に匂わせるようなツイートをするのを見つけちゃっては「なんかこういうの感じわりいな」と思っていたら、「匂わせ女」というコトバがニノの奥さんについて出てきて「これだ!」と思ったというのがある。
 (しかし、匂わせるのは男も女もやるし、男のほうが同じ匂わせるんでもクサさが強いと思うのに、なぜかこういうのってことさら女のことばっかりあげつらわれて「匂わせ女」なんてコトバまでつくられちゃうってのはどうよ、と思う。男もちゃんとあげつらって「匂わせ男」と呼んでやるか、あるいは「匂わせ人」の呼称を使ってほしい)

 しかし、ネットに転がっていた「ニノの彼女の匂わせの証拠」ってのを見てみると、二宮和也の持ってる家具と同じのが自分のインスタに写り込んでるとかいうような、よく探してくるなこんなのを、というわりかしつまんないものが多くてすぐ冷めてしまった。それに何より、ニノとつきあってることを「こっそり自慢」されているとしても、こちらはニノとつき合いたいとか思っていなかったので(つき合ってくれと言われたら考えるが)、あまり刺さってこないのだ。

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

青木るえか

青木るえか(あおき・るえか) エッセイスト

1962年、東京生まれ東京育ち。エッセイスト。女子美術大学卒業。25歳から2年に1回引っ越しをする人生となる。現在は福岡在住。広島で出会ったホルモン天ぷらに耽溺中。とくに血肝のファン。著書に『定年がやってくる――妻の本音と夫の心得』(ちくま新書)、『主婦でスミマセン』(角川文庫)、『猫の品格』(文春新書)、『OSKを見にいけ!』(青弓社)など。

青木るえかの記事

もっと見る