日本のTVで有名な番組『すべらない話』。誰でも一つは必ず面白い話を持っている、という発想から松本人志さんが作った、テレビプログラム。面白い! 大ファンである。
もちろんそのすべらない話は、日本だけではなく、世界中の人たちにもあるだろうし、そして韓国にも有名なすべらない話が数々ある。
私、つい最近、韓国で健康診断を受けた。「国民健康検診」で、40歳から無料でやってもらえる。手続きも簡単で、とても親切。内容は、基礎検査、血液、胃カメラ、などなど。
何回か受けてはいるが、日本でも韓国でも、そう気持ちのいいものではない。
そして、今回。気持ち悪いの極み!
それは、前もって病院からの電話で知らされた。
「今年からは大腸がんの検査のため、検便がありますので、当日持ってきてください」
えーーっ!!そんなの、やったことないよーーー!! 日本で育った私世代にはそう思う人もいるでしょう。
フフフ……でも、私は大丈夫。
私は、こちらで高校を出ている。その時にすでに経験済みなのだ。やり方も知ってるのだ。
読者の皆さん、何の自慢かと思うでしょうね。少しお付き合い願います。

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本当にあった実話
えーーっと、方法はと言うと……高校時代にさかのぼって記憶を辿ってみた。
途中過程は読者の皆さんのために省略して、そのモノを小さなビニールに入れ、それをきれいな封筒に入れて、名前を書けばいいのだ。
当時、高校では、それを教室の後ろの方にある、大きなビニール袋に入れる。
ある時なんかは、最悪で、そのビニール袋の近くに私の席があったのである。
回収されても、においが漂っているようで、その日1日、悪臭の中で、もがいていたのを覚えている。
それは、こっちの慣れている子たちにしても嫌な行事で、犬や猫の物を持って来たり、色々な手を使ったりしている。もちろん、犬や猫のモノを持って行った子は、すぐに保健所から呼び出しがかかって、再検査なんだけどね。
で、ここからが、すべらない話!!
僕の友だちから聞いた話。その子が中学生の時、検便の提出日にそのモノを持って来なかったのだ。
担任の先生は、ひどく怒って、とにかく今日中になんとかしろ!と。
そこで困ったかれは、学校にある公衆電話から、彼の家にいる、OLの姉に電話。
「とにかく、困っている、すまないが、姉貴のを持ってきてくれ」
当然、姉はかわいい弟のためと、嫌々でも覚悟を決めて、トイレへ向かった。そして、そのモノをビニールに入れ、それをさらに、銀行のきれいな封筒にいれ、弟の待つ学校へ急いだ。
優しい姉である。
けど、なんと! その道中、銀行の前で信号待ちしていた時、その封筒をスリに取られてしまった……。
と、言う話。
これはすごい話である! よくできているし、本当に実話なのです。
学校で待っている弟!
スリにあった姉!
封筒を開けた時のスリ!