メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

無料

新型ウイルスや不景気で暗い世の中には笑いがいちばん!

音楽の隣には笑いがある。笑いは最高!!

ミン・ヨンチ ミュージシャン 韓国伝統音楽家

音楽の隣には笑いがある

 ちょっと、こういうお話が苦手な方たちには申し訳ありませんでした。

 けど、笑いって大事だと思うのですよ。下ネタ。もちろん、大人たちがセクハラ的に言いあう、下ネタは下品で良くないですが。

 留学したての時、言葉を習い始めた時に、いちばん早く覚えるのが、下ネタ、悪口……。私の高校は李朝雅楽部養成所の脈を受け継ぐ、卒業の際には奨学金も受け取った国立国楽高等学校ですが、そこらへんは、やはり普通の高校男子。

拡大高校時代の筆者(写真の一番右)

 とにかく初めは、何もしゃべれないので、意思疎通ができない。

 その時、役立つのが、下ネタです。やらしい話とかではなく、子どもたちがする程度のですよ。今日のようなそのモノとか、おならとか。幼稚なやつです。

 これは、どの世界に行っても、どんな人たちに会ってもまずは笑いが起こります。

 笑いは最高です!!

 音楽ともお隣にいます。

 だから、昔のコメディアンには元ミュージシャンが多いですよね。ドリフターズさんとか。

 音楽のすぐ隣には笑いがあるからです。

 例えば公演などで、誰かが、音やリズムなどの、致命的なミスをしたとする。観客も「?」に思ったかも知れないほどの。本当に、それはその人の大失敗なんですが、演奏が終わった楽屋では、大笑いになる。ただ単に失敗を笑い飛ばしているのではなく、絶妙な瞬間の絶妙な音のミス。それも、要は面白い芸術なんです。

 わたしも、PURIというパーカッショングループでの時、日本ツアーの大阪公演だったと思う。本番中、立ちながら楽器を体にくくりつけ、演奏する演目。ターンしながらパフォーマンス演奏でした。その瞬間、足が滑って転倒。気が付いたら、舞台のど真ん中で仰向けに倒れてしまっていたのだ。

拡大PURIのCDジャケット

 チャング(大きな両面太鼓)をくくりつけているので、一人では起きられないし、起きれたとしても、「よっこらしょ」となってしまうので、一瞬で開き直ることにした私。仰向けになったまま、両腕を上げて、「起こしてくれ~」と他のメンバーにジェスチャーをした。それがお客さんには、私の決めポーズだと思われ、大歓声となった。

 結局、大大拍手を長々受け公演は盛り上がったが、本人の私は本当に恥ずかしかった。

 公演終了後、楽屋でメンバーは爆笑していたなあ。

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

ミン・ヨンチ

ミン・ヨンチ(閔 栄治) ミュージシャン 韓国伝統音楽家

大阪生まれ。幼少の頃からブラスバンドやドラムを経験し、高校から韓国へ。旧李王朝雅楽部養成所であった国立国楽高等学校に入学、ソウル大学音楽学部国楽科卒。1992年サムルノリ競演大会個人部最優秀賞。1992年国楽室内管弦楽団「スルギドゥン」に入団。1993年スーパー・パーカッション・グループ「PURI」創団メンバー。イ・ムンセ(歌手)のテレビ番組にも出演。現在も韓国伝統音楽とジャンルの違う音楽とのコラボレーションに活動中で、2009年に立ち上げた公演「新韓楽」ではジャズとコラボ―レーションした。日韓両国で数多くの公演。アルバム「HANA」(2015年/ユニバーサルミュージック・ジャパン)をリリース。ライブでは日本全国3万人を動員。国楽管弦楽の作曲にも力を入れ、2014年韓国文化芸術委員会で作曲賞受賞。「大衆に楽しんで聞いてもらえる楽曲作り」を目指す。現在、韓国芸術総合大学、梨花女子大学、秋藝芸術大学講師。

ミン・ヨンチの記事

もっと見る