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紅ゆずるインタビュー/下

宝塚ファンの方はがんばっている姿さえ応援してくれる

真名子陽子 ライター、エディター


紅ゆずるインタビュー/上

下級生からの写メールにツッコむ

――とても表情が柔らかくなったなと感じました。

 気づいてくださいました!? すごく言われるんです、ありがとうございます。

――何か心境の変化などがあったのでしょうか?

 そうですね、変化と言えば退団したことなんですけど(笑)。おそらく、次の日の公演のことを考えなくて良くなったから…… 本当に、トップスターって過酷なんです。時間の余裕ができたからなのかなって。過酷だと言いながらも、今振り返ると本当に楽しかったんですけどね。すごく幸せなことだったなと思います。

拡大紅ゆずる=安田新之助 撮影

――退団してからは、いろいろと振り替えったり?

 一緒に舞台に立っていた仲間たちが振り返ってくれるんです。私、稽古場に忘れ物をしたまま退団してしまったんです。これ誰の上着?となり、5組回った挙句に紅じゃないかとなって、結果、その上着を礼真琴が稽古場で着ているという状況です(笑)。そういうこともあって、あの時もこうだった、こんなこともありましたよねって、みんなに言われます。

――忘れ物をきっかけに思い出話をしてくれるんですね。

 そうなんです。いろんな子に毎日ツッコんでたんですね。でも、ツッコむ人がいなくなったからって、いろんな出来事をわざわざ写メールで送ってくれるんです。今日はこんなことがありましたって。だから、今でもみんなとつながってる感覚があります。退団された上級生の方も、退団パーティーをするから日にちを決めようって連絡をくださったり、やめてもそんな風につながりがある宝塚は、やっぱりステキなところだと改めて感じました。

――その写メールにはツッコむんですか?

 ツッコミます! 写真に落書きまでして返しています(笑)。

――(笑)。寂しくないですね。でも、拠点は東京ですよね。

 そうなんですよね。でも関西に結構いるんですけど。

――東京に住まれたら大阪弁は……。

 それはムリだと思います! 標準語の子もたくさんいましたけど、まったく移る気配はなかったですから。直す気もないんですけどね(笑)。

――(笑)。大阪人としては、そのままでいてくださるとうれしいです!

◆公演情報◆
拡大
紅ゆずる 1stCONCERT『紅-ing!!』
大阪:2020年2月6日(木)~2月9日(日) 梅田芸術劇場メインホール
東京:2020年2月13日(木)~2月15日(土) 東京国際フォーラム ホールC
公式ホームページ
[スタッフ]
構成・演出:藤井大介(宝塚歌劇団)
音楽:青木朝子、手島恭子
振付:若央りさ、港ゆりか、永野亮比己
[出演]
紅ゆずる
壱城あずさ、如月 蓮、宇月 颯
梅咲衣舞、十碧れいや、華鳥礼良、小南竜平、田極 翼
スペシャルゲスト/歌広場 淳(2/7 12:00・2/13 18:00)、美弥るりか(東京公演のみ)
 
〈紅ゆずるプロフィル〉
 2002年、宝塚歌劇団に第88期生として入団し星組に配属される。2016年、星組トップスターに就任。2019年、『GOD OF STARS-食聖-』『Éclair Brillant』をもって退団。2020年3月、越路吹雪40回忌コンサート『Après Toi~アプレ・トワ』出演、4月~5月『紅ゆずるディナーショー ~The Birth~』開催、そして6月に『新橋演舞場シリーズ 熱海五郎一座』への出演が決まっている。
公式ホームページ

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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