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木下晴香インタビュー/上

ミュージカル『アナスタシア』、自分探しというワードが胸にずしんと

真名子陽子 ライター、エディター


 3月1日に日本初演が開幕するミュージカル『アナスタシア』に、アーニャ役で出演する木下晴香さんにお話を伺いました(東急シアターオーブにて28日まで。その後、大阪・梅田芸術劇場メインホールにて4月6日~18日まで)。

 ミュージカル『アナスタシア』は、アニメ映画「アナスタシア」に着想を得て制作された作品で、ブロードウェイでは2017年4月から2年間にも及ぶロングラン上演され、以降、スペイン、ドイツ、オランダなど世界各国で上演されています。日本初演オリジナル版となる本作は、本国と同じ演出・セット・衣装で、本国のクリエイティブスタッフが手がけます。

 作品やアーニャ役について、楽曲の印象、そして、ミュージカル『ファントム』で演じたクリスティーヌ役についてお話を伺いました。

ミュージカル版は目で見る楽しさがたくさんある

拡大木下晴香=宮川舞子 撮影〈ヘアメイク:Nico、スタイリスト:岡本純子(afelia)〉

――『アナスタシア』という物語の印象をまず教えて下さい。

 オーディションのお話をいただいてから、アニメ映画を見たのですが、幼い頃から触れてきたファンタジーな世界感で親しみを覚えたのと同時に、素敵な曲がたくさんあって、なぜ今まで知らなかったんだろうと思いました。

――その後、ミュージカル版を観られたのですか?

 資料映像を観させていただきました。ミュージカル版ではさらに素敵な楽曲が増えていて、衣裳は豪華ですし、バックに流れる映像と共に大きなセットが動いて……目で見る楽しさがたくさんありました。楽曲もバラエティ豊かで面白みがあって、ザ・ブロードウェイミュージカルという印象を受けましたし、アニメとはまた違う舞台版ならではの作品になっていました。

――アニメ版とミュージカル版、何が大きく違うんでしょう?

 ミュージカル版にはアニメ版には登場しないグレブがいるというのが大きなポイントで、キーになる登場人物として描かれています。グレブの持つ過去や葛藤など、闇を抱えている彼がアナスタシアに対してどういう感情が生まれるのか、また、アーニャの人生にスパイス的要素を与える大切な絡みがたくさんあるんです。

――悪役ではないんですよね。

 悪役ではないんです。そこがとても面白いところで楽しみにしていただきたいですね。アニメ版の面白さを踏襲しつつ、でも新しい要素が加わって、舞台版ならではの作品になっていますので、ストーリーなど少しでも『アナスタシア』の世界観に触れていただいてから観に来ていただければ、さらに楽しんでいただけるのではないかなと思います。

◆公演情報◆
ミュージカル『アナスタシア』
東京:2020年3月1日(日)~3月28日(土) 東急シアターオーブ
大阪:2020年4月6日(月)~4月18日(土) 梅田芸術劇場 メインホール
公式ホームページ
[スタッフ]
脚本:テレンス・マクナリー
音楽:ステファン・フラハティ
作詞:リン・アレンス
振付:ペギー・ヒッキー
演出:ダルコ・トレスニャク
[出演]
葵わかな・木下晴香
海宝直人・相葉裕樹・内海啓貴
山本耕史・堂珍嘉邦(CHEMISTRY)・遠山裕介
大澄賢也・石川禅/朝海ひかる・マルシア・堀内敬子
麻実れい ほか
※海宝直人は東京公演のみ出演。
 
〈プロフィル〉
 2017年にオーディションでジュリエット役を射止め『ロミオ&ジュリエット』に出演。以降、ミュージカルを中心に活躍。主な出演作品は、『モーツァルト!』、Super神話音楽劇 第2回東京公演『ドラマティック古事記』、『ロミオ&ジュリエット』(‘19再演)、『銀河鉄道999 さよならメーテル~僕の永遠』、『ファントム』など。また、ディズニー実写版映画『アラジン』では、ヒロインのジャスミン役の吹き替えと歌唱を担当。
公式ホームページ
公式twitter

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筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

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