メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

岸谷五朗インタビュー/下

演劇は難しすぎてできなかったからはまった

真名子陽子 ライター、エディター


岸谷五朗インタビュー/上 

役者達が演劇を好きになれる環境を

――俳優と演出のどちらが好き、もしくはやりやすいのでしょう?

 その時々で違うんですけど、やはり絶対的に俳優なので、俳優を度外視して考えることはできないと思います。でも、エンターテインメント創り、舞台演出は本当におもしろい職業なので、もっとやりたくなるかもしれないですね。

――素晴らしい若い役者さんに出会うと、刺激になるのではないでしょうか?

 そうですね。それと、役者達が演劇を好きになれる環境というか、カンパニーでありたいと思っています。演劇にのめり込むきっかけになるカンパニーであるべきだなと。何かちょっと失敗してしまうと、すぐに演劇嫌いになっちゃうんですよね。

拡大岸谷五朗=安田新之助 撮影

――そうなんですか!?

 燃えつきられなかったとか、いろんな理由があると思いますけど、やってみたけどやっぱり舞台は(やらなくて)いいやって思ってる役者は絶対にいると思うんですよ。もったいないなと思うんです。まして舞台役者の才能のある人は特にね。だから地球ゴージャスに参加してくれた役者には、そういう思いは絶対にさせないって思ってますし、絶対嫌いにさせない自信はあります。

――そう言い切れる理由は?

 う~ん、それは言葉では言えないんだなあ……毎日の稽古場での積み重ね、稽古場に漂ってる雰囲気だったり……稽古のやり方って演出家によって違うんだけど、その全力で恥をかいてもいいんだと思える稽古場が大事なんですよね。

――恥をかいてもいいんだよという場所を提供する?

 そうです。みんな恥をかくのが嫌だし、勇気がないんです。でも稽古場は恥をかくとこなんだって分かったら強いんですよ。

――自らも恥をかきながら!?

 もちろん! 僕も俳優として地球ゴージャスにいますから。

◆公演情報◆
ダイワハウスSpecial 地球ゴージャス二十五周年祝祭公演
『星の大地に降る涙』
東京:2020年3月13日(金)~4月13日(月) 舞浜アンフィシアター
大阪:2020年5月3日(日・祝)~5月14日(木) フェスティバルホール
公式ホームページ
公式Twitter
[スタッフ]
作・演出:岸谷五朗
演出補:寺脇康文
音楽:高木茂治、大崎聖二
主題歌:EXILE「愛すべき未来へ」
[出演]
新田真剣佑、笹本玲奈
松本利夫(EXILE)、湖月わたる、愛加あゆ、島ゆいか
森公美子
岸谷五朗・寺脇康文 ほか
 
〈岸谷五朗プロフィル〉
 1983年に劇団スーパー・エキセントリック・シアターに入団。退団後の1994年に寺脇康文と共に演劇ユニット「地球ゴージャス」を結成。定期公演を行っている。幅広い演技が魅力の実力派俳優でありながら、数多くの舞台で演出を手掛けるなどマルチな活躍を見せている。主な演出作品は『ロカビリー☆ジャック』、『キンキーブーツ』(日本版演出協力/上演台本)、『ラディアント・ベイビー~キース・ヘリングの生涯~』など。2020年9月に、ミュージカル『フラッシュダンス』の日本版脚本・訳詞・演出を手掛けることが決まっている。
地球ゴージャスホームページ

・・・ログインして読む
(残り:約1823文字/本文:約3129文字)

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

真名子陽子

真名子陽子(まなご・ようこ) ライター、エディター

大阪生まれ。ファッションデザインの専門学校を卒業後、デザイナーやファッションショーの制作などを経て、好奇心の赴くままに職歴を重ね、現在の仕事に落ち着く。レシピ本や観光情報誌、学校案内パンフレットなどの編集に携わる一方、再びめぐりあった舞台のおもしろさを広く伝えるべく、文化・エンタメジャンルのスターファイルで、役者インタビューなどを執筆している。

真名子陽子の記事

もっと見る