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英語入試「4技能」に惑わされず、力をつける道は

新共通テストの奇妙な出題方針を考える【下】

阿部公彦 東京大学教授

「実際のコミュニケーション」という〝殺し文句〟

 大学入試センターや学習指導要領の説明では、「実際のコミュニケーション」という言葉が〝殺し文句〟のようにして使われます。

 こうした表現を見るとあらためて「なるほどなあ」と思います。しかし、残念ながら、私が「なるほどなあ」と思うのは説得されるからではありません。むしろ「実際の」や「コミュニケーション」といった言葉の濫用には「思考停止」が見て取れる。

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筆者

阿部公彦

阿部公彦(あべ・まさひこ) 東京大学教授

1966年生まれ。専門は英米文学、文芸評論。『文学を〈凝視する〉』(岩波書店、2012年)で第35回サントリー学芸賞受賞。その他の著書に『善意と悪意の英文学史』(東京大学出版会、15年)、『幼さという戦略』(朝日新聞出版、15年)、『名作をいじる 「らくがき式」で読む最初の1ページ』(立東舎、17年)、『史上最悪の英語政策』(ひつじ書房、17年)など。近く、リスニングの効用を説く著作を刊行予定。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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