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なぜ女性ばかりが新型コロナの臨時休校で“こころナーバス”にならないといけないの?

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

ウイルスのように偏見や差別もばら撒かないで

 メディアの表現にも大きな問題があります。子育てを2人でシェアしている共働き夫婦であれば、臨時休校によるダメージは父親にも重くのしかかるはずです。たとえ、少数でも、困っている父親は実際にいます。

 にもかかわらず、休校がまるで母親にのみ降りかかる問題であるかのように取り上げるのは、メディアが「育児は女の仕事」というジェンダーロールや性差別を再生産していることになります。感染者が咳エチケットを守らずにウイルスをばら撒くのは罪なことですが、ジェンダーロールや性差別をばら撒くのも同様に罪なことです。

 それに加えて、臨時休校で困っている男性たちの声をも消し去っているわけです。

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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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