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シブがき隊、少年隊、そして光GENJIブーム

太田省一 社会学者

少年隊によるミュージカル路線の継承

 そうしたなか、少年隊が1985年にメジャーデビューを果たす。

 元々「少年隊」は、当時ジャニーズJr.の総称として使われていた名称だった。そして1981年、テレビの音楽番組出演のために選ばれた3名による「ジャニーズ少年隊」が結成される。その後、オリジナルメンバーだった錦織一清と植草克秀、さらにメンバー交代によって加入した東山紀之の3名によって現在の少年隊が誕生した。

 彼らのダンススキルと歌唱力は当初から評価が高く、正式な歌手デビュー前に単独で『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)に出演したり、コンサートを開いたりもした。ここまで何度かふれてきたように、ジャニーズJr.の仕組みはファンに“先物買い”の発見をする楽しみをもたらす。その効果が最大限に発揮された例のひとつが、少年隊であった。

 したがって、少年隊のレコードデビューは

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筆者

太田省一

太田省一(おおた・しょういち) 社会学者

1960年、富山県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。テレビ、アイドル、歌謡曲、お笑いなどメディア、ポピュラー文化の諸分野をテーマにしながら、戦後日本社会とメディアの関係に新たな光を当てるべく執筆活動を行っている。著書に『紅白歌合戦と日本人』、『アイドル進化論――南沙織から初音ミク、AKB48まで』(いずれも筑摩書房)、『社会は笑う・増補版――ボケとツッコミの人間関係』、『中居正広という生き方』(いずれも青弓社)、『SMAPと平成ニッポン――不安の時代のエンターテインメント 』(光文社新書)、『ジャニーズの正体――エンターテインメントの戦後史』(双葉社)など。最新刊に『ニッポン男性アイドル史――一九六〇-二〇一〇年代』(近刊、青弓社)

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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