メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

news letter
RSS

春のセンバツと夏の甲子園の「合同開催」を!

岸田法眼 レイルウェイ・ライター

 世界中に蔓延し続けている新型コロナウイルスの影響で、日本のプロ野球は開幕延期、大相撲は春場所の無観客開催を決断。また、テーマパークなどは長期の臨時休館に追い込まれた。

 第92回選抜高校野球大会(以下、センバツ)は主催の高野連(公益財団法人日本高等学校野球連盟)と毎日新聞社がギリギリまで協議した末、中止に。しかしながら、出場回数を今大会分もカウントするぐらいなら、夏にセンバツと第102回全国高校野球選手権大会(以下、夏の甲子園)の合同開催という選択肢があってもよいのではないだろうか。

不本意な中止に涙

 センバツは1995年1月17日に兵庫県南部地震(阪神大震災)、2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)がそれぞれ発生した際、開催が危ぶまれたが、予定通り行なわれた。

 しかし、中国で発生した新型コロナウイルスという21世紀最大の非常事態のさなか、当初無観客試合も想定されたが、感染防止には多くのハードルがあり、それを越えることはできなかった(詳細は朝日新聞の記事「『そこまで規制したら野球じゃなくなる』 センバツ中止」を御参照いただきたい)。

 しかしながら、球児はプロ野球選手でなければ、大人でもない。アマチュアで、なおかつ高校生なのだ。入学後、「甲子園」という夢に向かって邁進し、どんなにつらいときでも歯を食いしばって、練習や試合に臨み、その結果、大舞台の出場を勝ち取ったのだ。疫病の影響で憧れのグラウンドに立てない悔しさ、つらさは報道を目にする側にとっても、胸が締めつけられる思いだ。むろん、これは中止になったほかの高校生スポーツ大会でも同じだ。

春の選抜大会の中止が決まり、泣きながら道具を片付ける長崎・創成館の選手たち=2020年3月11日拡大春の選抜大会の中止が決まり、泣きながら道具を片付ける長崎・創成館の選手たち=2020年3月11日

 私は新型コロナウイルスの早期収束もしくは終息という可能性の望みが1%でもある以上、夏の甲子園を主催する朝日新聞社、センバツを主催する毎日新聞社、そして、高野連などが連携した形での合同開催を望みたい。

全ジャンルパックなら本の記事が読み放題。


筆者

岸田法眼

岸田法眼(きしだ・ほうがん) レイルウェイ・ライター

2007年1月にライターデビュー。旅、鉄道、小説、時事問題、プロ野球、大相撲、平和などをテーマに執筆。『TRAIN MODELING MANUAL』(ホビージャパン)、『鉄道のテクノロジー』(三栄書房)、『鉄道ファン』(交友社)、『ハフポスト日本版』などに寄稿している。