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新型コロナに感染したドミンゴ。セクハラと日本公演を語る

「人生には辛い時がある。それを受け入れ、強い心を持って生き抜くしかないのです」

石戸谷結子 音楽ジャーナリスト

「家族がいなければ、ここまでやってこられなかった」

 1月24日、ドミンゴが羽田空港に無事に着いたというニュースを聞き、宿泊先のホテルで待ち構えていると、マルタ夫人を伴ってドミンゴが元気な姿を見せた。数十年前から定宿にしているこのホテルでは、支配人をはじめ、部屋係の女性やコックさん、レストラン関係のスタッフなど30人ほどがホテルのロビーにずらりと並び、ドミンゴの到着をお出迎え。これが恒例のセレモニーになっているという。

拡大定宿にしているホテルに到着したドミンゴ。レストラン関係のスタッフらがズラリと並んで出迎えた=2020年1月24日、都内のホテルで(石戸谷結子撮影)

 1時間ほど経って、シャワーを浴びて着替えたドミンゴが、旅の疲れも見せずインタビュールームに現れた。数日前に79歳の誕生日を迎えたばかりだが、白髪と白髭が良く似合い、ダンディな紳士ぶりは以前と変わらない。

 まず、デビュー60年を迎えてなお、第一線で活躍を続けるその原動力について聞いてみた。ドミンゴはテノールとして50年、2009年からはバリトンという新しい分野で新しいレパートリーに挑戦している。

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筆者

石戸谷結子

石戸谷結子(いしとや・ゆいこ) 音楽ジャーナリスト

青森県生まれ。早稲田大学卒業。音楽専門出版社を経て、1985年からフリーランスの音楽ジャーナリスト。「モストリー・クラシック」誌、「音楽の友」誌などに執筆。NHK文化センター、西武コミュニティカレッジなどでオペラ講座を担当。主な著書に「マエストロに乾杯」「オペラ歌手はなぜモテるのか?」「オペラ入門」「ひとりでも行ける オペラ極楽ツアー」「石戸谷結子のおしゃべりオペラ」など。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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