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文豪トルストイの長編大作を新たな戯曲で舞台化!

『アンナ・カレーニナ』 “破滅”か“希望”か…恋愛叙事詩に宮沢りえが挑む!

Bunkamura 提供


 8月7日(金)~9月3日(木)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、9月10日(木)~13日(日)まで京都・京都劇場にて、激動する19 世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描いたトルストイの不朽の名作『アンナ・カレーニナ』の上演が決定しました。

 ロシア文学の最高峰と謳われる名作がBunkamuraシアターコクーンに初登場。演出はコクーン4回目の登場となるイギリスの気鋭フィリップ・ブリーン。

拡大『アンナ・カレーニナ』/宮沢りえ

 ロシアを代表する文豪であるレフ・ニコラエヴィチ・トルストイが1800年代後半に書き上げた長編小説「アンナ・カレーニナ」は、世界中から称賛され、「芸術上の完璧であって、現代、ヨーロッパの文学中、なに一つこれに比肩することのできないような作品」と言わしめたロシア文学の金字塔です。この名作を、イギリスの気鋭の演出家フィリップ・ブリーンが新解釈で戯曲化し、演出いたします。アンナ、ヴロンスキー、カレーニンの三角関係を中心に描かれることが多い作品ですが、今回のフィリップ版では、破滅に向かうアンナの「愛」と、未来への希望を感じさせるリョーヴィンとキティの「純愛」とを対照的に描きます。激動する19世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描いたトルストイの長編大作が、フィリップの手によってどのように現代に蘇るか…。

 タイトルロールとなるアンナ・カレーニナを演じるのは、2018年に第25回読売演劇大賞の大賞および最優秀女優賞を受賞するなど演技者としてますます磨きがかかる宮沢りえ。フィリップと初タッグで、社交界の華であったが“初めての恋”に燃え上がり破滅の道へと突き進んでいくアンナを生々しく演じます。

 そして、恋には不器用ながらも真実の愛を手に入れるコンスタンチン・リョーヴィンを宮沢氷魚。アンナと道ならぬ恋に堕ちる自信に満ち溢れる若き美青年将校アレクセイ・ヴロンスキーを白洲 迅。リョーヴィンの求婚に応えるドリーの妹カテリーナ・シチェルバツカヤ(キティ)を川島海荷。オブロンスキーの妻で、夫の浮気癖に悩まされるも家族を愛するダリヤ・オブロンスカヤ(ドリー)を大空ゆうひ。アンナの兄で顔が広く誰からも愛されるステパン・オブロンスキーを吹越 満。更に、アンナの夫でペテルブルグの著名な政府高官、アンナを愛しているがそれを表現する術を持たないアレクセイ・カレーニンを段田安則と、若手からベテランまで豪華キャストが結集しました。

拡大『アンナ・カレーニナ』/(上段左から)宮沢りえ、宮沢氷魚、白洲 迅(下段左から)川島海荷、大空ゆうひ、吹越 満、段田安則

とても大きな挑戦、乗り越えるべき壁は果てしなく高い

【Story】
 19 世紀ロシア。美しく魅惑的な社交界の華アンナ・カレーニナは、著名な政府高官の夫カレーニンと一人息子と共にサンクトペテルブルクに暮らしていた。ある日、モスクワを訪れたアンナは、若き青年将校ヴロンスキー伯爵と出会う。一目で惹かれ合う二人。熱烈なヴロンスキーからのアプローチを拒絶し続けるアンナだったが、自分の心を偽ることができず、ついにヴロンスキーと恋に堕ちる。カレーニンは妻アンナの気持ちと行動を知りつつ、体面を保つために妻に忠告するにとどめていたが、当然心中穏やかではいられない。そんな夫にアンナは、堂々と「ヴロンスキーを愛している」と告げるのだった。若くして結婚したアンナにとって、それは“初めての恋”にほかならなかったのだ。

 カレーニンとの離婚が成立しないまま、アンナはヴロンスキーとの間に娘をもうけ、一緒に暮らし始める。だが社交界の掟を破ったアンナに周囲が注ぐ視線は、当然冷たい。ヴロンスキーとの愛に全てを捧げる覚悟を決めていたアンナだったが、次第に精神的にも追い詰められていく。

 一方、アンナの兄オブロンスキーは、自身の浮気が原因で妻ドリーとの夫婦仲が危機に瀕していたが、アンナの取りなしでどうにか事なきを得ていた。オブロンスキーの若き友人リョーヴィンはドリーの妹キティに一度求婚するも、ヴロンスキーに夢中だったキティにあえなく振られ、田舎で農地経営に精を出していた。キティもまたヴロンスキーへの淡い恋心を踏みにじられ、愛を信じられなくなっていたが、勇気を出したリョーヴィンからの二度目のプロポーズを受け入れる。リョーヴィンとキティは真実の愛を手に入れ、地に足の着いた暮らしを始めるのだった。不安定なアンナを支えるヴロンスキーには、母が勧める縁談が持ち上がっていた。疑心暗鬼にかられたアンナは朦朧と街をさまよい、自ら列車の前に身を投げる──。

★宮沢りえコメント
アンナ・カレーニナのアンナという役は私にとって、とても大きな挑戦です。乗り越えるべき壁は果てしなく高いような気がしていますが、演出家のフィリップ・ブリーンさんを迎え共演者のみんなと、今まで誰も見たことのないトルストイの世界へ皆さんをお連れできるよう、心と身体をフル回転させて挑みたいと思います。

★上演台本・演出:フィリップ・ブリーン/イギリス・リバプール出身
 ケンブリッジのトリニティ・カレッジにて社会政治学を学びながら、数多くの学生演劇を演出。2001年にはエジンバラフリンジフェスティバルにてThe Perrier Comedy Awardにノミネート。その後はオリヴィエ最優秀監督賞受賞の巨匠テリー・ハンズに師事。演出家としてのプロデビューは、グラスゴー・シチズンズシアターにてブレヒトの『アルトロ・ウィの抑え得た興隆』。その後、ロイヤルオペラ、ロイヤルシェイクスピアカンパニー(RSC)、チチェスターフェスティバルシアターにてアシスタントディレクターを務め、スティーブン・ピムロット、マーティン・ダンカン、ナンシー・メックラー、そしてグレゴリー・ドーランといった演出家の元で確かな実績を踏み、彼らの信頼を勝ち得てきた。

 独立してからの30本以上に及ぶ自身の演出作品は、Fringe Firsts, Critics Association Awards for Theatre in Scotland, Time Out NewYork "Best of" Awards, Off Broadway Stonys, Stage Awards and The Holden StreetTheatre Awardなど様々な演劇賞を受賞もしくはノミネート。新作から、古典戯曲、ミュージカル、ジャズキャバレー、コメディまで幅広い分野の作品を演出。また、アシスタントディレクター時代も含め、ウエストエンド、オフブロードウェイ、東京、シドニー、メルボルン、ドバイ、LAなど世界各地での上演を経験。古巣RSCでの演出家デビューは、2012年(~13年)の『ウィンザーの陽気な女房たち』で劇評家達をうならせ大好評を博した。そして、2014年ロンドン・トライシクル劇場で演出したサム・シェパード作『TRUE WEST~本物の西部』が劇評各紙で高く評価され、一躍その名を広める。(2013年グラスゴー・Citizens Theatreで上演した作品のリバイバル)。

 また2014年12月RSC『The Shoemaker's Holiday』も好評を博し、2015年5月『地獄のオルフェウス』(出演:大竹しのぶ、三浦春馬、水川あさみ、三田和代ほか)にて、日本で念願の演出家デビューを果たし、見事に成功を収めた。2017年RSCの新しいプロダクションで、リチャード・ビーン新作『THE HYPOCRITE(偽善者)』を演出。2019年2月には英国を代表する世界的デザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッドの2019-2020年秋冬ロンドンコレクションを演出するなど活躍の場を広げている。シアターコクーンDISCOVER WORLD THEATREシリーズは、2017年12月『欲望という名の電車』(出演:大竹しのぶ、北村一輝、鈴木杏、藤岡正明ほか)、2019年1月『罪と罰』(出演:三浦春馬、大島優子、麻実れい ほか)を演出。両作品ともキャストの実力をいかんなく発揮させ、好評を博す。同シリーズの最多登場を誇る。

◆公演情報◆
DISCOVER WORLD THEATRE vol.8『アンナ・カレーニナ』
東京公演:2020年8月7日(金)~9月3日(木) Bunkamuraシアターコクーン
京都公演:2020年9月10日(木)~13日(日) 京都劇場
・チケット発売日【東京】5月31日(日)AM10:00~ 【京都】7月5日(日) AM10:00~
原作:レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ
上演台本・演出:フィリップ・ブリーン
翻訳:木内宏昌
美術・衣装:マックス・ジョーンズ
出演:宮沢りえ 宮沢氷魚 白洲 迅 川島海荷 西尾まり 片岡正二郎 深見由真 金子岳憲 高間智子 富沢亜古 真那胡敬二 山本龍二 大空ゆうひ 吹越 満 段田安則 ほか

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