勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家
1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
様々な政治課題を先送りしたツケがいま回ってきた
不要不急の外出で、「密閉」した空間に「密集」し、「密接」に会話をするのは避けるべきです。しかし、若者に限らず「外出を自粛したくてもできない」人も多いのです。
欧米諸国は続々と生活費支援のために「給付」や「補償」を決断しているにもかかわらず、日本政府は2020年4月1日現在でまだ何も決めていません。特に補償については首相自ら否定しています。ですから、テレワークが可能な職種の社員や、体力のある大企業勤務の社員を除いて、明日の生活費を稼ぐために外に出て働き続けなければならない人も多いのです。
なお、先日私も「検察審査員」に選ばれて、会合に来るように通達がきました。出席辞退した場合、