前田和男(まえだ・かずお) 翻訳家・ノンフィクション作家
1947年生まれ。東京大学農学部卒。翻訳家・ノンフィクション作家。著作に『選挙参謀』(太田出版)『民主党政権への伏流』(ポット出版)『男はなぜ化粧をしたがるのか』(集英社新書)『足元の革命』(新潮新書)、訳書にI・ベルイマン『ある結婚の風景』(ヘラルド出版)T・イーグルトン『悪とはなにか』(ビジネス社)など多数。路上観察学会事務局をつとめる。
【17】「練鑑ブルース」
「研修」136号、1959年10月号の巻頭には、「ネリカンブルースの波紋」と題する10ページにもおよぶ論考が寄せられている。筆者は有坂愛彦。当時の肩書きは「音楽評論家、文化放送企画局長」。なお同号には、「刑事事件についての検察及び裁判の運用」「少年調査うら話」「執行事務規定解説」などの寄稿がならび、同誌が権力中枢に近いことが容易に推察される。有坂は「練鑑ブルース」の危うさをこう指摘
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