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新型コロナ戦、安倍総大将の下では「外出やめよう!」と思えない

あえて外出自粛しない「フリーライダー=タダ乗り」の論理

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

自粛を徹底しないからって責められないケースも

 しかし、自粛しない人たちを「利己的だ!」と断じるのは簡単ですが、物事はそう単純ではありません。

 日本政府の中途半端なやり方ではフリーライダーが続出するため、諸外国よりも感染拡大期が長期化するだろうと予測し、多少行動制限はしつつも、なるべく「自粛疲れ」を起こさないよう、今は自ら緩い制限に留めておく。これも、ある種「自分の身を守る行動」であり、合理的な選択と言わざるを得ないからです。

 ひたすら家の中に籠もるというのは活動的な人間には大きなストレスがかかることです。彼らが「本格的に危ない時が来るまで、もしくはフリーライダーをしっかり抑制し、これならピークアウトの兆しが見えそうだと思える効果的な対策が打ち出されるようになるまで、徹底的な制限はしないでおく」という選択も、個人の生存戦略として責められるものではないでしょう。

 このような行動を取らせるのは、自粛要請を長期化させている政治が原因にほかなりません。彼ら個人はあくまで“環境”に適合した戦略を取っただけであり、“環境”を作ったのは政治なのです。

大阪・京阪枚方市駅近くの繁華街=2020年4月13日拡大大阪・京阪枚方市駅近くの繁華街=2020年4月13日

コロナとの戦いをかつての戦にたとえてみる

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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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