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コロナ対策小ぶり小出しの安倍政権下で禍を鎮める唯一の希望

日本の政治は「戦力の逐次投入」ばかりやって来た

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

ムラ社会文化の事なかれ主義がフリーライダーを生む

 このような現象が頻発してしまうのは、令和になった今でも、社会的正義やシステム的な公正さの実現ではなく、“空気”を重んじる「ムラ社会」の意識が日本社会に根強く残っており、事なかれ主義の傾向が強いことが原因であるように思います。

 以前の記事「志村けん氏のコロナ死去で事の重大さに気が付く人たちが怖い」では、イジメもストーカーも児童虐待も、センセーショナルな死亡事例が起こってからようやく行政が対策の検討を始めたということを指摘しました。

 たとえ問題が起こっても、社会悪や社会のシステム障害が目に見えて大きくなり、全体の空気が悪くなるまで、「事を荒げること=悪」「批判すること=悪」とされる事なかれ主義のもとでは、問題が放置され続けます。“空気”を悪くする不都合な情報は隠蔽されたり、情報リテラシーが高い人にしか分からないような設計にされることも多々あるでしょう。その隙を狙ってフリーライダーが跋扈するわけです。

 今回のコロナ禍でも、「(政府や専門家を)批判するな」「自分のやるべきことをやれ」という類の主張がネット上に噴出していますが、

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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

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