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新型コロナ禍、米国アジア系市民へのヘイトと中国への抗議は区別すべきだ

徳留絹枝 ブログ「ユダヤ人と日本:理解と友情の架け橋のために」管理者

「中国ウイルス」に賛成する著名テレビ司会者

 何十年も実社会とネット上での反ユダヤヘイトクライムと闘ってきたクーパー師に、米国の今の状況をどう観察しているか、そこから日本人が学ぶべきことが何かあるだろうかと尋ねてみた。

 そうすると彼は、“The Chinese virus”について最近のビル・マーのコメンタリーを観たかと言う。ビル・マーはコメディアン、政治評論家、テレビ司会者で、私もそのコメンタリーを観たばかりだった。彼はトランプ支持からはほど遠い人物だが、それでも新型コロナウイルスを“The Chinese virus”と呼ぶことには賛成していた。彼の説明の要旨はこうだ。

アメリカのコメディアン、政治評論家、テレビ司会者・ビル・マー=https://www.youtube.com/watch?v=dEfDwc2G2_8拡大アメリカのコメディアン、政治評論家、テレビ司会者・ビル・マー=https://www.youtube.com/watch?v=dEfDwc2G2_8

https://www.youtube.com/watch?v=dEfDwc2G2_8

 通常リベラルとされる科学者は長い間、病気をそれが発生した地に関連した名前で呼んできました。ジカ森林(ウガンダ)からのジカ熱、エボラ川(ザイール、現コンゴ民主共和国)からのエボラ出血熱、ハンタン川(韓国)からのハンタンウイルスなど、そしてスペイン風邪もありますが、誰もそれに抗議したりしませんでした。なぜ中国だけが特別扱いなのですか。
 これは文化の侮辱といった問題ではありません。
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筆者

徳留絹枝

徳留絹枝(とくどめ・きぬえ) ブログ「ユダヤ人と日本:理解と友情の架け橋のために」管理者

シカゴ大学で国際関係論修士号取得。サイモン・ウィーゼンタール・センターのアドバイザー。著書に『旧アメリカ兵捕虜との和解:もうひとつの日米戦史』、『忘れない勇気』、『命のパスポート』(エブラハム・クーパー師と共著)など。日本で知られないイスラエルの横顔に関する本を執筆中。