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新型コロナで外出制限1カ月のパリ、中間報告――新しい“飲み”文化も

林瑞絵 フリーライター、映画ジャーナリスト

ジョギングの時間帯設定の逆効果

 外出のルールは地域により微妙に異なるが、パリでは4月8日から「ジョギングを含む外での運動が日中(10時から19時まで)禁止」という特別制限が出た。これは人々の活動時間を散らし、感染リスクを減らす意味があったが、いざ実施されると、許可された時間帯で市北東のサン・マルタン運河沿いにランナーがかえって集中するという現象が起きた。こちらは逆効果の可能性もあるが、現在のところパリ市長は様子見をしている段階である。

パリでは「ジョギングが10hから19hまで禁止」となり、
ランナーが集中するという現象が起きた
拡大パリでは「ジョギングが10時から19時まで禁止」となり、かえってランナーが集中するという現象が起きた=レクスプレス(YouTube)より

 また、「必要な外出」という概念はかなりくせ者だ。人間社会は微妙な事情が絡み合って存在しているため、「必要」の線引きが難しいのである。

 例えば、筆者には高校生の娘がいるが、

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筆者

林瑞絵

林瑞絵(はやし・みずえ) フリーライター、映画ジャーナリスト

フリーライター、映画ジャーナリスト。1972年、札幌市生まれ。大学卒業後、映画宣伝業を経て渡仏。現在はパリに在住し、映画、子育て、旅行、フランスの文化・社会一般について執筆する。著書に『フランス映画どこへ行く――ヌーヴェル・ヴァーグから遠く離れて』(花伝社/「キネマ旬報映画本大賞2011」で第7位)、『パリの子育て・親育て』(花伝社)がある。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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