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新型コロナに負けない。10日連続ライブ配信に挑む落語家・春風亭一之輔

トーキョー落語かいわい【4】寄席も落語会も中止。「巣ごもり」のファンに笑いを

鶴田智 朝日新聞記者

 コロナ禍のいま、ユーチューブやツイッターの動画で、独自の発信を始めた落語家が増えてきました。

 寄席や演芸場は休業。落語会も軒並み中止。上がる高座がない。そういう状況の中で、ネットを使った落語のライブや、トークを編集した動画を配信し、「見ておくれよ、聞いておくれよ」とユーザーにアピール。「巣ごもり」が続くファンにとっても、ほっとひと息つけるうれしい取り組みです。

 なかでも、人気の落語家、春風亭一之輔が4月21日に始めた10日連続のライブ配信には、生の高座を渇望した落語ファンが、続々とアクセスしました。連日1万1千人を超すほどです。

 「待ってました!」と配信画面にかけ声をかけたファンはきっと大勢いたことでしょう。

拡大口演する春風亭一之輔=ユーチューブのライブ配信動画から

休業した寄席のかわりに無観客ライブを配信

 この一之輔の落語ライブ。無観客の場所で撮影、30日まで10日間、毎日夜8時10分ごろから約1時間、まくらをまじえて落語を生中継しています。

 視聴はなんと無料! うれしいような申し訳ないような。

 実は、一之輔は21日から30日まで東京の上野・鈴本演芸場という寄席の夜の部でトリを務める予定でした。4月下席(しもせき)です。しかし、コロナ感染拡大を受け、寄席は休業。そのかわりのネット配信です。だから、配信時間はトリの高座に上がる時間を想定しています。

 告知をネットに出したのは4月17日。ユーチューブに「春風亭一之輔チャンネル」が開設され、告知から6日間でチャンネル登録者数は2万4千人を超え、9日目の25日には3万3千人を超えました。

 落語家のユーチューブ配信としては目をみはる数です。

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筆者

鶴田智

鶴田智(つるた・さとし) 朝日新聞記者

1984年朝日新聞社入社。地域面編集センター次長、CSR推進部企画委員、「声」欄デスクを務め、現在、校閲センター記者。古典芸能にひかれ、歌舞伎は毎月観劇、落語は面白そうだと思えばできるだけ見に行く。

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