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小池百合子都知事が目立ちに目立つ。その「痛し痒し」について

矢部万紀子 コラムニスト

「紅一点」しか生まない政治状況のなかで

 彼女の場合、7月の都知事選の選挙活動だからね。そんなふうに批判する人はいる。わからなくはないのだが「それなら何もしない方がいいですか」と思う。あらゆる政治家の仕事の先には選挙がある。それが近いか遠いかだけだ。

 安倍さんにも選挙はある。このままでいいと思っているなら、むしろ選挙を意識してもらいたい。意識させなきゃダメだ、私ら、とも思う。小池さんだって五輪の延期が決まるまで、全然コロナに興味を示していなかった、判断が遅れたのは、安倍さんも小池さんも同罪。そういう人もいる。その通りではあるが、そこからの切り替えは、官邸より都庁の方がずっと早かったと思う。

 などと、書いている。百合子ゴーゴーに読めると思う。だが、そう単純でもないのが小池さんの難しいところだ。たくましい人だな、と思う。ちょっと不満そうな表現だなと我ながら思う。同時にたくましくて悪いか、とも思う。そんなこんなで、興味深い人。だけど好きではない人。それはそれでいいのだけど。

 などなどと思っていたら、

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筆者

矢部万紀子

矢部万紀子(やべ・まきこ) コラムニスト

1961年生まれ。83年、朝日新聞社に入社。宇都宮支局、学芸部を経て、週刊誌「アエラ」の創刊メンバーに。その後、経済部、「週刊朝日」などで記者をし、「週刊朝日」副編集長、「アエラ」編集長代理、書籍編集部長などをつとめる。「週刊朝日」時代に担当したコラムが松本人志著『遺書』『松本』となり、ミリオンセラーになる。2011年4月、いきいき株式会社(現「株式会社ハルメク」)に入社、同年6月から2017年7月まで、50代からの女性のための月刊生活情報誌「いきいき」(現「ハルメク」)編集長をつとめた後、退社、フリーランスに。著書に『美智子さまという奇跡』(幻冬舎新書)、『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』(ちくま新書)。最新刊に『雅子さまの笑顔――生きづらさを超えて』(幻冬舎新書)

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