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男尊女卑が染みつく社会

 で、家で何するかですが、音楽聴いたり、TV観たり、本読んだり。子どもと遊んだり。

 もっぱら日本のお笑い好きですが、お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史さんが4月23日深夜のニッポン放送「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」(木曜・深夜1時)で、「コロナが明けたら、美人さんがお嬢(風俗嬢)やります」などと発言。大変ショックでした。

拡大岡村隆史さん

 もともとお笑い好きな私には、お笑いの方たちのこういった話題が、残念でなりません。

 これは、本人も反省はしているでしょうが、反省だけでは許されない、人権問題ですね。男尊女卑が染み付いている社会。

 日本のお笑いは非常に発展していて、レベルが高いですが、その中で、人権的な問題を題材にしてしまっているお笑いが、多々あるのは否めません。

 男尊女卑や、いじめなど、瞬間瞬間で笑って過ぎ去っていくので、どこかで起こっている交通事故みたいなものって感じで、気づく人は気づいて、気づかない人は気づきません。特に男性は。

 同性同士のいじめ的な笑いを、嫌いな方たちもいらっしゃるでしょうが、出川さんのようにその位置で成功し、逆にいじめにあってる人たちへの、励みになっているパターンもあります。そしてこれは結構、計算の上で演じています。

 そして、私が一番違和感に思うのは、瞬間的に起こる男女差別的な発言でのカメラワークと編集。下ネタギリギリの会話で、女性をディスったり、蔑視している発言で、その後、必ずと言っていいほど、そこにいる可愛い女性ゲストや女性アナウンサーの顔がアップにされる。つまり、これらのセクハラギリギリ発言に対する、彼女らの表情を映し出します。そして、視聴者がそれを見て笑っている。

 そう、この構造。この構造に気づいてますか?!

 これは、変態のやることです。他の国では考えられません! すんごいセクハラですよ!

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筆者

ミン・ヨンチ

ミン・ヨンチ(閔 栄治) ミュージシャン 韓国伝統音楽家

大阪生まれ。幼少の頃からブラスバンドやドラムを経験し、高校から韓国へ。旧李王朝雅楽部養成所であった国立国楽高等学校に入学、ソウル大学音楽学部国楽科卒。1992年サムルノリ競演大会個人部最優秀賞。1992年国楽室内管弦楽団「スルギドゥン」に入団。1993年スーパー・パーカッション・グループ「PURI」創団メンバー。イ・ムンセ(歌手)のテレビ番組にも出演。現在も韓国伝統音楽とジャンルの違う音楽とのコラボレーションに活動中で、2009年に立ち上げた公演「新韓楽」ではジャズとコラボ―レーションした。日韓両国で数多くの公演。アルバム「HANA」(2015年/ユニバーサルミュージック・ジャパン)をリリース。ライブでは日本全国3万人を動員。国楽管弦楽の作曲にも力を入れ、2014年韓国文化芸術委員会で作曲賞受賞。「大衆に楽しんで聞いてもらえる楽曲作り」を目指す。現在、韓国芸術総合大学、梨花女子大学、秋藝芸術大学講師。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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