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疲れた心にきれいな絵を⑥ 古典文学を生き生きと

府中市美術館「ふつうの系譜」展から

山口宏子 朝日新聞記者

「徒然草」の美青年、「平家物語」の賢い鷺

拡大浮田一蕙『徒然草図』(部分、敦賀市立博物館蔵)

 同じく浮田一蕙が「徒然草」の四十三段を描いています。

 晩春の頃、品の良い家をのぞくと、二十歳くらいの美しい青年がくつろいだ様子で本を読んでいた、どんな人だったのだろうか――という吉田兼好のスケッチのような文章がそのまま絵になっていますね。ちょっとメランコリックな感じもします。

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筆者

山口宏子

山口宏子(やまぐち・ひろこ) 朝日新聞記者

1983年朝日新聞社入社。東京、西部(福岡)、大阪の各本社で、演劇を中心に文化ニュース、批評などを担当。演劇担当の編集委員、文化・メディア担当の論説委員も。武蔵野美術大学・日本大学非常勤講師。共著に『蜷川幸雄の仕事』(新潮社)。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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