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DA PUMP、沖縄から生まれたダンスアイドル

太田省一 社会学者

沖縄アクターズスクールの教え

 そして1990年代、沖縄から再びアイドルの大きな波が巻き起こる。とりわけこの時代、人気の重要な要素になったのがダンスだった。

 その象徴的存在となったのが、いうまでもなく安室奈美恵である。1990年代中盤、ユーロビートのカバー曲で注目された安室は小室哲哉のプロデュース曲で数々のヒット曲を送り出した。そして彼女とほぼ軌を一にするように、同じ沖縄出身のMAX、知念里奈、SPEEDらも次々とブレークを果たす。

 彼女たちにはもうひとつ共通点があった。それは、沖縄アクターズスクール(1983年開校)という養成スクールの出身だったことである。

沖縄アクターズスクールのマキノ正幸校長=沖縄県那覇市で 1997拡大沖縄アクターズスクールのマキノ正幸校長=1997年
 スクールの設立者であるマキノ正幸によれば、安室奈美恵と初めて会ったのは彼女が10歳のとき。彼はそのダンスの才能にひと目でこころを奪われた。「ふっと
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筆者

太田省一

太田省一(おおた・しょういち) 社会学者

1960年、富山県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。テレビ、アイドル、歌謡曲、お笑いなどメディア、ポピュラー文化の諸分野をテーマにしながら、戦後日本社会とメディアの関係に新たな光を当てるべく執筆活動を行っている。著書に『紅白歌合戦と日本人』、『アイドル進化論――南沙織から初音ミク、AKB48まで』(いずれも筑摩書房)、『社会は笑う・増補版――ボケとツッコミの人間関係』、『中居正広という生き方』(いずれも青弓社)、『SMAPと平成ニッポン――不安の時代のエンターテインメント 』(光文社新書)、『ジャニーズの正体――エンターテインメントの戦後史』(双葉社)など。最新刊に『ニッポン男性アイドル史――一九六〇-二〇一〇年代』(近刊、青弓社)

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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