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 私の職業は、韓国伝統音楽家。

 今は韓国を拠点に日本や世界を回って演奏活動や、後輩育成のためソウルの3つの大学で講義を行っている。

 日本で生まれた在日韓国人3世だが、高校から韓国に渡り、李王朝の雅楽部養成所であった韓国国立国楽高等学校に入学(海外からの入学は私が最初で、その後いまだに一人もいない)。そして、ソウル大学音楽学部国楽科へと進んだ。

 そんな私が韓国伝統音楽を日本で演奏する際、昔からよく聞かれたことがある。

 日本語のできる韓国伝統音楽家として、私は、この論座の連載『ミン・ヨンチの「今日はここまで!」』で是非皆さんに韓国伝統音楽を知ってもらいたいと思っている。

 韓国は日本よりは、まだ、自国の伝統音楽を身近に感じる機会があるように思う。日本にもそばらしい伝統音楽や芸能があるので、韓国の伝統音楽を知りつつ自国の伝統文化と比較してもらえればと思う。

 まずはオーケストラ×ミンヨンチ、作曲オデッセイを。


筆者

ミン・ヨンチ

ミン・ヨンチ(閔 栄治) ミュージシャン 韓国伝統音楽家

大阪生まれ。幼少の頃からブラスバンドやドラムを経験し、高校から韓国へ。旧李王朝雅楽部養成所であった国立国楽高等学校に入学、ソウル大学音楽学部国楽科卒。1992年サムルノリ競演大会個人部最優秀賞。1992年国楽室内管弦楽団「スルギドゥン」に入団。1993年スーパー・パーカッション・グループ「PURI」創団メンバー。イ・ムンセ(歌手)のテレビ番組にも出演。現在も韓国伝統音楽とジャンルの違う音楽とのコラボレーションに活動中で、2009年に立ち上げた公演「新韓楽」ではジャズとコラボ―レーションした。日韓両国で数多くの公演。アルバム「HANA」(2015年/ユニバーサルミュージック・ジャパン)をリリース。ライブでは日本全国3万人を動員。国楽管弦楽の作曲にも力を入れ、2014年韓国文化芸術委員会で作曲賞受賞。「大衆に楽しんで聞いてもらえる楽曲作り」を目指す。現在、韓国芸術総合大学、梨花女子大学、秋藝芸術大学講師。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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