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5拍子の曲にどう乗ればいいの?

 5文字のことば、例えば、ア・イ・シ・テ・ル。

 この5文字のアイシテルを休みなく、繰り返してください。

 アイシテルアイシテルアイシテルアイシテル……

 もうそれで、5拍子や10拍子の音楽なのです。

 では、5拍子や10拍子の曲に対して、どう乗ればいいのですか? ともよく聞かれます。首を左右に振って音楽に乗る場合、4拍子の場合は偶数なので右左右左……と、身体を揺らしやすい。

 5拍子や変拍子の場合は、∞無限大をイメージして、体や頭を揺らせばいいのです。まるで、スティービー・ワンダーのようになりますが、それが良いのです。

拡大チャングコンチェルト。オーケストラと一緒に

 彼は目が見えないと言われていますね。だから他の人の動きは気にならないし、だからこそ自分なりの自由な乗り方、揺らし方です。スティービー・ワンダーの乗り方って、∞無限大の動きに見えませんか?

 今日は、ここまで。

 難しくなってしまいましたが、今日は、韓国の伝統音楽の中でも民俗音楽について知ってもらいたかったのです。こんな感じで、これからも韓国伝統音楽に関することを書いていきたいと思っています。

 P.S.

 年末に企画してる日韓文化交流 日本ツアー。

 日本能楽堂での韓国伝統音楽“アリランロード”ツアー(仮題)。新型コロナウィルスの影響でどうなるかわかりませんが、経過を随時ご報告しますので、みなさんのあたたかいご協力是非よろしくお願いします。

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筆者

ミン・ヨンチ

ミン・ヨンチ(閔 栄治) ミュージシャン 韓国伝統音楽家

大阪生まれ。幼少の頃からブラスバンドやドラムを経験し、高校から韓国へ。旧李王朝雅楽部養成所であった国立国楽高等学校に入学、ソウル大学音楽学部国楽科卒。1992年サムルノリ競演大会個人部最優秀賞。1992年国楽室内管弦楽団「スルギドゥン」に入団。1993年スーパー・パーカッション・グループ「PURI」創団メンバー。イ・ムンセ(歌手)のテレビ番組にも出演。現在も韓国伝統音楽とジャンルの違う音楽とのコラボレーションに活動中で、2009年に立ち上げた公演「新韓楽」ではジャズとコラボ―レーションした。日韓両国で数多くの公演。アルバム「HANA」(2015年/ユニバーサルミュージック・ジャパン)をリリース。ライブでは日本全国3万人を動員。国楽管弦楽の作曲にも力を入れ、2014年韓国文化芸術委員会で作曲賞受賞。「大衆に楽しんで聞いてもらえる楽曲作り」を目指す。現在、韓国芸術総合大学、梨花女子大学、秋藝芸術大学講師。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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