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渡部建氏の“罪”は、不倫よりも多目的トイレでのデートDV

だから告発女性をセカンドレイプ的に叩くべからず

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

 またまた芸能人の不倫問題で世間が賑わっています。今度はお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建氏が、複数の女性と不倫関係を持っていたと「週刊文春」が報じました。

 私としては、家族以外の人間が他人の不倫に首を突っ込むべきではないと思いますし、大衆ゴシップ誌が騒ぐだけならまだしも、テレビのワイドショーや情報番組がこぞって取り上げるのは、本当に異常だと思います。

文春報道は渡部氏のデートDVに対する“#MeToo”

 ただし、今回の件に関しては、メディアが問題として取り上げるべき論点もあります。それは、渡部氏が相手の女性をモノのように扱う「ジャンクセックス」をしていたという点です。

 報道によると、部屋に呼んで15分ほどで追い出したり、「(六本木ヒルズの)地下駐車場の多目的トイレに来い」と呼び出し、キスから性行為までわずか3~5分で別れ、帰りに1万円を渡すということを繰り返していたようです。

 これらは他者の尊厳を傷付ける性行動であり、一種のデートDVです。婚姻関係にあるか否かにかかわらず、「15分で追い出されたい」「トイレで性行為をして3~5分で別れたい」と望む女性はほぼ皆無でしょう。

障がい者、妊婦、赤ちゃんを連れた親や、最近はLGBTまで、多目的トイレは様々な人に開放されているのだが……(写真はイメージ)拡大障がい者、妊婦、幼児と親、最近はLGBTまで、多目的トイレは様々な人に開放されているのだが……(写真はイメージ)

 告発した方の中には、「一人の女性として扱って欲しかった」と訴えた人もいますが、当然のことです。彼女たちの告発は、渡部氏のデートDVに対するある種の“#MeToo”だとも言えます。

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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

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