前田和男(まえだ・かずお) 翻訳家・ノンフィクション作家
1947年生まれ。東京大学農学部卒。翻訳家・ノンフィクション作家。著作に『選挙参謀』(太田出版)『民主党政権への伏流』(ポット出版)『男はなぜ化粧をしたがるのか』(集英社新書)『足元の革命』(新潮新書)、訳書にI・ベルイマン『ある結婚の風景』(ヘラルド出版)T・イーグルトン『悪とはなにか』(ビジネス社)など多数。路上観察学会事務局をつとめる。
※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです
【22】西田佐知子「アカシアの雨がやむとき」
以上の経緯から、私も「『アカシアの雨――』は60年安保闘争のレクイエム」説をこれまでかたく信じて疑うことはなかった。しかし、はたしてそれは事実に基づくものだったのだろうか。改めて検証してみることにした。
先日の集会に先立って、全学連中央執行委員として60年安保を指導・牽引した篠原浩一郎に、その疑念をぶつけたところ、生涯の盟友の全学連委員長・唐牛健太郎との思い出話をまじえて、こう答えてくれた。
「当時、
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