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性別転換アプリ「FaceApp」の利用が女性への偏見強化を招く

AIが人間の思考を退化させる「画一化のパラドックス」

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

“女性化”したらメイクまで施されるのはおかしい

 ここに、このアプリの大きな問題点があります。元の男性の顔が“スッピン”であるならば、そのままスッピンの女性に変換すればいいはずです。ところが、このアプリでは“女性化”の加工を施す際に、自動的に“メイク顔化”させているのです。

 実際に、“女性化”をした男性の写真を見ると、アイメイクが施された影響で、目が大きくなった人は非常に多くいました。人によっては、顔の毛もしっかり整えられ、クマ・シミ・シワ等も薄くなったり、無くなったりしていました。

 メイク顔化しているのが分かるように、写真を並べてみましょう。以下の写真【2-1】は男性顔に「化粧」ボタンを押して“メイク顔化”したもの、写真【2-2】は“女性化”したものです。そして写真【2-3】はその2つを並べてみたのですが、いかがでしょうか?

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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

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