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「伝える」流れのなかにあっての、芸なのだ

弟子をとって改めて思う

玉川奈々福 浪曲師

師匠がぽつり、「浪曲は難しいんだな」

拡大浪曲師、玉川奈みほ=御堂義乗撮影
 昨年3月に弟子入りした二人。

 私の弟子、玉川奈みほ。豊子師匠の弟子、沢村まみ。

 同期がいるというのは大変幸せな状況だと思います。ツライことやわからないことを、二人で話をしながら、進んでいける。

 豊子師匠のお宅で。

 または、協会の広間で。

 私の自宅で。お稽古重ねました。

 私の弟子は、私の三味線、もしくは豊子師匠のお三味線でうなるお稽古です。
まみさんは、私がうなって、三味線を合わせる。

拡大曲師、沢村まみ=御堂義乗撮影
 いまをさかのぼること、20年前。初めて私が師匠に浪曲の稽古をしていただいたときに、師匠がぽつりと言ったことばを今でも覚えています。

 「やっぱり浪曲は難しいんだな」

 うちの師匠、私がここまでできないと予想していなかったのでしょう。

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筆者

玉川奈々福

玉川奈々福(たまがわ・ななふく) 浪曲師

横浜市生まれ。出版社の編集者だった94年、たまたま新聞で浪曲教室のお知らせを見て、三味線を習い始め、翌年、玉川福太郎に入門。01年に曲師から浪曲師に転じ、06年、玉川奈々福の名披露目をする。04年に師匠である福太郎の「徹底天保水滸伝」連続公演をプロデュースして大成功させて以来、数々の公演を企画し、浪曲の魅力を広めてきた。

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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