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GoToトラベルではなく「ゲリラ旅行」でしか観光業は救えない

観光業支援と感染拡大防止との両立という難題が安倍政権に解けるのか

勝部元気 コラムニスト・社会起業家

どうして「GoToレッスン」はしてくれないの?

 2つ目に、GoToキャンペーンの予算が約1.7兆円にも及ぶことから、観光業等の特定業界だけが特別視されていると感じる人も少なくありません。医療機関ですら、3分の2が赤字に転落しているものの、2次補正予算での経営支援策は365億円で、無担保・無利子融資の拡充が中心であることから、観光業等の厚遇ぶりが分かります。

 この巨額キャンペーンの対象になっているのは、第1弾の観光業に加えて、外食産業・イベント・商店街ですが、客足が遠のいて苦境に陥っているのは、その4つの業界・産業だけでしょうか?

 たとえば、スポーツジム、デイサービスを提供する福祉施設、習い事教室等、様々な業界・産業で、多くの事業者が経営危機に陥っています。ですが、GoTo ジム、GoTo デイサービス、GoTo レッスン等のキャンペーンは行っていません。確かに、外食産業と宿泊業の倒産件数は多いようですが、なぜ、4つの業界・産業とそれ以外で線引きをするのか、政府からの明確かつ合理的な説明もなく、とても不公平です。

ランニングマシンなどの間に設置されたパーティション=2020年5月31日午後、兵庫県尼崎市拡大感染対策をとっても会員が減ったスポーツジムも少なくない

 もし、絞るのであれば、たとえば

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筆者

勝部元気

勝部元気(かつべ・げんき) コラムニスト・社会起業家

1983年、東京都生まれ。民間企業の経営企画部門や経理財務部門等で部門トップを歴任した後に現職。現代の新しい社会問題を「言語化」することを得意とし、ジェンダー、働き方、少子非婚化、教育、ネット心理等の分野を主に扱う。著書に『恋愛氷河期』(扶桑社)。株式会社リプロエージェント代表取締役、市民団体パリテコミュニティーズ代表理事。所有する資格数は71個。公式サイトはこちら

※プロフィールは原則として、論座に最後に執筆した当時のものです

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