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60年安保から60年 敗北の鎮魂歌を大往生させるために

【24】坂本九「上を向いて歩こう」

前田和男 翻訳家・ノンフィクション作家

全学連のリーダーには「若い根っこの会の歌」

 永六輔自身は、「上を向いて歩こう」に託した想いが世間一般には届かなかったと嘆くが、安保闘争を最前線で戦った当事者たちにはどうだったのか?

 今回もまた、全学連中央執行委員として60年安保を指導・牽引した篠原浩一郎に訊ねてみた。前回の「アカシアの雨――」については、委員長の唐牛健太郎と共に愛唱したとの証言を得たが、「上を向いて歩こう」には次の答えが返ってきた。

 「てっきり〝若い根っこの会の歌〟だと

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筆者

前田和男

前田和男(まえだ・かずお) 翻訳家・ノンフィクション作家

1947年生まれ。東京大学農学部卒。翻訳家・ノンフィクション作家。著作に『選挙参謀』(太田出版)『民主党政権への伏流』(ポット出版)『男はなぜ化粧をしたがるのか』(集英社新書)『足元の革命』(新潮新書)、訳書にI・ベルイマン『ある結婚の風景』(ヘラルド出版)T・イーグルトン『悪とはなにか』(ビジネス社)など多数。路上観察学会事務局をつとめる。

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